ち●ちんを尊重したい
ちんちんってハムスターみたいでかわいい。
ハダカデバネズミでもいいんだけど。
ふわふわさらさらなおちんちんが、血流と共に表情を変える姿は健気で愛おしい。
ハナタレみたいなだらしなさもかわいい。
最悪なのは、ちんちんにくっついているホモサピエンスである。
奴らはちんちんを大切にしない。急所であることは自覚しているので、そういう意味では大切にしているが……。
奴らはちんちんを時に排泄器、時に己を誇示するための武器として用い、かわいがりもせず、メンテナンスも雑。不衛生な環境で飼育し、過酷な自慰に晒し、チン権を無視した非人道的な労働をさせている!
世界的なこの現状が私は悲しい。
石鹸の清潔な香り。暖かいシャワーによる隅々までの洗浄。快適なパンツ内空間。生理現象への爽やかな対応。ちんちんにやさしいマスターベーション。憎しみを連鎖させないセーフティな職務。
ちんちんに安寧を与えてあげたい。
すべてがそうではないだろうが、大半のホモサピエンスはちんちんに対してどう思っているのかはなはだ疑問だ。
ちんちんは、喋れないばっかりに不当な扱いを受けている。
世の中のチン権派はちんちんに親身なふりして接続先のホモサピエンスを守ろうとしているだけだし、ちんちんそのものに個を見出して尊重する姿勢を大切にしたいと思っている。
言うなればちんちん解放軍であり、そんじょそこらのチンシェパードと一緒にしてほしくはない。
でも、できることならちんちんにおめかしをしてみたいとも空想してしまう。
愛する存在に服を着せたり飾ってみたいと考えるのは人間のエゴだろうか?
ちんちんに模様があったらきっとかわいいだろうと思う。日焼け、ペインティング、刺青、タトゥー、スカリフィケーション、なんでもかわいい。
ピアス、リボン、王冠、お洋服、パンツ、キラキラのラメ、なんでもかわいい……。
ちんちんとおはなししてみたいな。
どんなふうにかわいくなりたいのか。
ちんちんってハムスターみたいでかわいい。
ハダカデバネズミでもいいんだけど。
[R-18] ちんちんを飼う漫画
https://www.pixiv.net/artworks/94649794
※この記事はパクチ太郎さん主催の『クソベントカレンダー Advent Calendar 2021』に寄稿した記事です。