見出し画像

2024/06/11-2024/6/17

その日の印象に残った曲と共に、短い日記を書いています。曲の考察記事ではありません。

6/11  HY「あなたを想う風」

 オイルパスタを作るのは、難しい。いつも水が足りなくなってしまい、油でペトペトしたパスタになる。昨日の晩のホタルイカときのこのにんにく炒めを、パスタにアレンジすることにする。やっぱり水が足りない。レモスコをかけて、辛さと汁気の帳尻を合わせる。パスタの茹で汁は、おたま1杯じゃなくて2杯にして具材と絡めた方が良いな。
 久々に漫画を読みに行った。ウェブで読んだ「初恋の世界」の7巻の展開があまりに鮮やかで、つづきを読みたくなった。

6/12 Tems「Turn Me Up」

 勉強会に出る。軽い気持ちで聴講させてもらおうと思っていたけれど、良くも悪くもひとりのメンバーとして扱ってもらっている。良い面は、私の未熟な意見でも真面目に返してもらえるところ。予想以上に受け入れてもらって驚いているのは、勉強を求められるところ。門外漢は放っておかれると思っていたけれど、みんな優しい。そして、頓珍漢な質問は、他人の時間を割くに及ばない。
 私は、学ぶことで居場所をもらっている。学びさえすれば居場所のチケットがもらえるし、学ばないと居られる場所は無い。何かを差し出さずにいられる場所は、私には無い。そんな場所、誰にも無いかもしれないと思うのが辛い。
 寝る前に家族としりとりをする。脳の中のしりとり筋が落ちている。なんだか悔しい。

6/13 特になし

 勉強会の資料を借りに、少し遠くの図書館へ向かう。浮世離れしたルックスのじいさんが、デカいバイクに跨っている。ドラゴンボールみたいだなぁと、私の目を釘付けにする。図書館で目当ての本を見つけて、分厚さに慄く。本気のひとの「簡単だよ」は、私にとって困難だと思い出す。本気に気圧されたので、魂を取り戻そうと和食屋へ入る。「〇〇 ピンで!」「〇〇 リャン!」と中国語で注文を受けている。唐突な中国語に面食らう。世の中は、よくわからないことが多い。

6/14 Jon Vinyl「Wasted」

 工事の音がうるさいので、早い時間に家を出る。今年初めての陽炎を見つける。まだ6月半ばかと気が遠くなる。
 繁華街によって、鳩の大きさと毛並みが違う。昨日の街の鳩たちは、ずんぐりしていて毛がくっついていた。今日の街の鳩たちは、ほっそりしていて毛がつるんとしていた。

6/15 スピッツ「メモリーズ・カスタム」

 ともだちと会う。予約をして行った中華は、早い時間なのにやけに混んでいる。席の間隔が狭くて、私はからだに余計な力を入れ続けている。注文して1分で料理が出てくる。前もって作ってたよねと苦笑いする。どの料理を食べても美味しくて驚く。私達が食べ終わった瞬間に、店員が皿を回収し、伝票を置いていく。店員の隙のなさに、私達は驚く。外に出ると、30人くらいが列をなして待っている。せかせかした店員の動きに納得する。だらだらしてすみません。とても美味しかったです。

6/16 the chef cooks me「エメラルド」

 昨晩友人と話したなかで、10年前に突然良い予告をして、音信不通になった共通の知り合いの話が出てきた。予告をした知り合いは、元気だろうかなんて言い合う。これから知り合いに会うことは無いと思うけれど、どうか元気でいてほしい。
 別の友だちが、ここ数日内に転機が訪れると言っていた。こちらも吉報。そして、友だちから連絡はない。その友だちも自身の調子の良い時は私に連絡をしてこない。でもさ、わがままを言っていいならさ、予告があったのに音沙汰が無いのは寂しいのよ。

6/17 BE'O「Lavender (feat. Paul Blanco)」

 スーパーで特大の肉を4つ買った。4つも使い切れるかわからないけれど、大型スーパーは魔境だから仕方ない。フードロスにしないことをかたく誓う。肉を詰め込んだエコバッグは、変なかたちだ。重苦しい湿った空気のなかを歩いて帰る。滝のように流れる汗で、デトックスされていることを祈る。
 歩きながら横を見ると、建物の2階まで伸びるサボテンが庭先に植わっていた。信じられなくて3度見したけれど、現実だった。何年ぐらいお世話をしたら、それくらい育つのだろうか。果てしない年月と、お世話を投げ出さない愛の深さを感じた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?