飲み会嫌いの叫び

酒を潤滑油として仲良くなったり本音を聞き出そうと飲みに誘われることがよくある。

酒を飲んだときの反応は人それぞれだ。
笑い上戸に泣き上戸、怒りっぽくなったり暴れたりする人もいる。
理性というリミッターを外して本能的になる。

飲み会が好きじゃない理由のひとつかもしれない。
私は元々かなりの無口だけど、飲んでも多少口数が増えるくらいであまり普段と変わらない。
羽目を外すこともほとんどない。
だから酔っ払い特有の開放的な高いテンションについていけないのだ。

酔っぱらうと記憶をなくす人がいる。
自称酒に強い飲み会好きの人に多い気がする。
私は飲んで記憶をなくしたことがあまりない。
ほとんど覚えている。
飲み過ぎると吐くか寝るタイプでそっちの失敗は経験してきたので、そこまで飲まないようにしているのもある。
もし飲まされても緊張感があると眠くならなくて、帰宅してから盛大に嘔吐する。
何にせよ記憶は残っているので、相手が羽目を外して言ってきたことやしてきたことに対する不快感が残る。
相手は覚えていないけどこちらは覚えている。
酔った勢いで何でも許されようとしているのかとすら思ってしまう。

でも酒自体は嫌いではない。
一人で居酒屋に通っていた時期もあるし、旅先では食事と一緒に必ず地酒を飲む。
飲み会のやたらと開放的な雰囲気と飲まされるのが好きじゃない。
飲み過ぎると翌日寝起きが悪くなるので、自分のペースで飲ませてほしい。

全く飲まない人か、それぞれのペースで自由に飲むことができる人といるときに飲むのは好きだ。
それに全く飲めない友達と喫茶店で延々と話してるだけでも楽しい。
なぜか壁の色にこだわりがあるらしくて「濃い茶色で良かったからこないだの三茶のコメダ珈琲がいい」って言われてからずっとそこにしてる。
酒の力を借りなくても仲を深められる人とだけ付き合っていきたいもんだ。

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