目に見えないコロナウイルスは、私たちに不安をもたらし、「新しい生活様式」への変更を余儀なくさせました。コロナは肺炎の恐怖だけでなく、人のこころを張り詰めさせ、家族や学校、職場などの人間関係にも悪影響を及ぼしています。マスクをせずに堂々と歩ける、当たり前の日常に戻れるのはいつなのか…。先の見えない日々が続いています。 私は大学院で心理学を専門的に学び、臨床心理士の免許を取得しました。悩まれている方の心が少しでも軽くなることを願い、ひとりひとりに寄り添ったカウンセリングを心がけ
とてもセンシティブなことなので、私自身触れることに迷いはありました。しかし、苦しんでいる方のつらい思いが少し整理され、軽くなるのであればと思い、記させていただきます。 ●相談内容 Q 報道を見て有名人が自殺したことを知りました。それから、報道を目にすると自然と見入るようになり、ネットでも調べていくうちに、もともと自分にあった消えたいと思う気持ちが膨らんで止められなくなってしまいました。そんなことを思うのは自分だけなのでしょうか?特にファンということもなかったのに。なぜかとて
①Q:カウンセリングにはどんな人が相談に来ますか?A:どんな人でも歓迎します。 解説:悩みを一人で抱えたまま、大きくしてしまうよりも、小さな悩みの内に相談した方が解決するまでが早くなることが多いんですね。 また、悩みが大きくなると相談しづらくなることもあるんです。 「自分の悩みはまだ専門家に相談するほどでもないかも。大丈夫。」と思う時って、努力して、普通を保とうとしてすでに頑張っている状態なことが多いんです。 悩みにひとりで向き合い、答えを出せることもあるでしょう。でも、
はじめにカウンセラーは、ご相談いただいた悩みの解決法を共に考え、問題の解消に向かって歩む伴走者です。 一方で、悩みの窓口という側面もあり、緊急性の高いご相談の場合は、効果的な支援のために、医療的ケアや自治体サポート(経済的支援、就職支援、DV被害など)等の他の専門家を、ご希望のもとに紹介させていただくことも可能です。そのような悩みでも継続してご相談を受けることもできます。 伴走の意味悩みは人の数だけあります。他の方と同じ解決法でうまくいくこともあれば、そうではないこともあり