詩のような何か集

私の語彙力のない拙い言葉で書いた夢の話や気持ちです
曲の歌詞を作ろうとしてたり、ただの気持ちをかっこつけて書こうとしてたり、どこかの曲の歌詞(頭に思い浮かんじゃうほど素敵)をパクったりしちゃってます
解説(?)入ってるのもあります
noteは初めてです
心がよわっちいので変な表現でもあったかく見てください
お願いします笑

雨やどり

思ったことを胸にしまい込んで、もやもやの煙が中にたまっている
言いたいことが言えなくて、全身に言葉が反響する

わすれんぼで何もかも消えていく、やるべきこと、あの日の約束、友達

もう自分が嫌になる

いっそ何もかも忘れて、何もかも見えず、何もかも聞こえなければいい

そしたら僕には何もない

僕は、ただ街を泳ぐビニール袋だ

いなくたってどうでもよくて、いなくたって誰も困らなくて、いたって相手にされない

承認欲求はどうしようもなかった
相手にされたい、認められたい、褒められたい、愛されたい

でも僕にはなんにもない
僕には人が見たがるものがない
僕にはピエロを演じることすらできなかった

僕は諦めたように息を吐く

手を広げて、空をとんで、お日様を見て、風を切って、

胸の煙も僕も、空気に溶けた

認めたくない
でもできないんだ劣等生
僕はばかだ!
そんな事とうにわかってる
知ってるんだから言わないでくれよ
もう嫌だ
激励を込めた皮肉も 他愛のない悪口も
結局おんなじ言葉でしょ
他人のことなんか誰も分からないくせに
自分がされて嬉しいことを
他人に押し付けんなよ
宿る怒りは劣等感だ
ばかにするやつを殴りたい
できないことを殺したい
ばかな自分に嫌気が刺してくる
もうみんな死ねよ!

人はいつか死ぬんだっけ
いつになったら死ねるかな
人生は一度きりだったり
ぐるぐるまわることもあるけどさ
そんなことより今が苦しい
ああ神様ってやつがいるのなら
そいつもたぶんばかだろう
成長しない芽は摘み取れよ

藍色のアルミ缶

どうしてこんなに空が青いのに
泣かなくちゃいけないの
気管に黒い綿がからんでるみたい
すごく重いな
目を伏せるとまたつゆが落ちるよ
たのしい気分じゃないね
袖がぬれちゃった
ちょっとつめたいな
なんだか青色の気持ち
沈んでく

水のなか、教室

空色の 水の なかで
教室の 窓を 開ける
少しの あわが 流れ込み
木の机と椅子が浮かび上がる

波の流れを 感じて
ゆらゆら 視界がぼやける
黒板の前 首をかしげる
紅の魚が泳いでる

橙(だい)の魚を追いかける
教卓が邪魔をしている
色のないあわがでてきて
からだが浮き上がる

あわが顔を飲み込んでく
あわが足を持ち上げてく
水に溶けたあわが消えた
紅の半袖がぬれてる


しろくまの毛が 逆立っている
黒い鼻は ぬれている
何もない 部屋の中
前へ後ろへ回るんだ

赤い消化器 黒いホースが
廊下の方へと続いてた
白い雲が とんできたので
はしごに足をかけた

あわが口の中入ってく
あわが胸のなか増えていく
水色の空 溶けていく
黄の半ズボンがぬげちゃった


学校の ドアの前で
外の世界をのぞいてみたら
金のススキ 飛んでいく
白い魚の群れを見た

近づきたくて 足を伸ばすと
そこは海でした

息がくるしい 埋め込まれる
白い魚が 恋しくなる
重い肩の 力が強い
ぬるい風が吹く
黄色の雲に巻き込まれて
こいあい色の 海を見る
甘い口の中目を開けた
ざらめが降っていた

課題の歌

課題がやだな 課題がやだな
全然終わらない
ああ こうしてる間にも
期限が迫ってくる
どうしよ
課題がやだな 課題がやだな
     わけ
終わらない原因はなに
作曲が楽しそうだったから

作曲たのしー 作曲たのしー
気分が高鳴る ユートピアー
現実なんて見ずに
楽しめる楽園
あっあー
作曲たのしー 作曲たのしー
現実に戻りたくない
一生遊んで暮らせたら
楽だろな

青の初恋

スキップする気どったリズム
鳴り止まないドラム
不安定な和音は心臓を強打する
変わらない色水に浸けこまれ水圧で動けない
気泡は透明だ
日は見えどもたどり着かない
けれども目が閉じない
涙は色に溶けていく
目が痛い
心地よい流れに身を任せるも
上手く浮かべない
沈めるわけもないから
ただぬるい波を感じている

色を変えるなんて無粋だ
このままでいいんだなんて
君のその言葉は僕を歪ませる
歪んでいくことすら心地いい
変わりゆく僕は色水に染まる
染まるなら瞳まで
そう願ってやまない心が色水にひたる

どれだけ月日が流れても
色鮮やかに僕を蝕む
ゆっくりとした浸食は
僕の目を奪っていく
爽やかな夏の空気が指を掠める
季節の色すら清涼に染まる
夏の色水に浸ってなお
色水に焦がれる

解説↓


フィクションブルーを聴いたとき、ただただいい曲だと思っていた
Ayaseさん特有の歌詞とリズムがよく合った曲で、初めはラストリゾートと関連がありそうというコメント欄の考察の元、交互に聴いていた
しかし、気づけばフィクションブルーだけを延々とリピートしている私がいた
ころころと流れる綺麗で寂しげなメロディー、青空と入道雲、何かを懐かしげに見つめる少女
その全てに初恋のような胸の高鳴りと恋しさ、切なさを感じる
ずっとこの曲を聴いていたい
この曲に惹かれる理由が知りたい
狂おしいほどに好きだ
文字通り心を奪われた
好きだ
本当に好きだ
この曲以外何も聴かなくていいような気さえする

心の暴走を分かっていながら止めることが出来ない
作曲をしようと思っていた矢先にこれである
同じ曲だけを聴いていたら参考にする曲はだんだんと少なくなっていくだろう
最後の1曲になってしまえばそれが最高傑作に思うだろう
1曲だけに似た曲を作ればそれはレプリカに近い
素人が作るなら尚更である

だが心は止まれない
ここまできてしまったならばいっそのこと
気が済むまで聴き殺し、その色一色に染まってしまえばいいのだ
この曲以外何も耳に入らなくてもいい
そう思える今だからこそ聴くべきだ
耳にタコができるほど聴いてもできたことに気づかないなら無いも同じ
このまま心の勢いに身を任せ
フィクションブルーに恋をしている

車窓

ぼんやりとした頭で見る
気だるげな雲が浮かんでいない
夕闇の街灯 やけに明るい店
光の全てに足がつかない浮遊感
視界がぼやける
車の音以外何も聞こえないこの空間に
何が残るというの?

闇夜の電灯 光を増す店のハイライト
虹も見えないくらがりに安堵する
くらやみに浸かる足
目がくらむ反射光
寄りかかってうたた寝
ひとまわりの今日が終わる

解説↓



疲れて眠気に流されながら1人車内で親が来るのを待つ
夕焼けというよりは暗く、夜闇と呼ぶには明るい空に丸い街灯とスーパーの光があった
車の窓の下に寄りかかりつつ晴天の夕暮れを眺めた
とても眠い
明日のことを考えるより今日が大変であったことしか覚えていない
何もかも投げ出したくなるような気だるさに闇が迫っていた
だんだんと光と闇のコントラストが強くなる
長い長い今日が終わる

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