ゆっくりおきた朝に。
あしたもし、わたしがお花になっても
あなたはきっとしらない。
あしたもし、あなたが海になっても
わたしはきっとしらない。
いつか花になって
ふりそそぐあなたの光をあびて
いつか海になって
ふりそそぐあなたの雨をうけて
わたしはそのまま
幸せな気持ちで
眠りにつくわ
もしもあした
わたしがしんでも
あなたはしらない
あなたはわたしを
惜しむことがない
だから、あなたはしあわせで
だから、わたしもこころからしあわせで
目のあたりにすることない現実を
想像の中で描いて
苦しみも悲しみもないこの世の中で
ねむることができたら
これほどしあわせなことはないわ
恋ははじまらないくらいが、ちょうどいい。
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