タイバニ中毒なんですが、こういう哀愁のある大人が出てくるアニメは他にないのか

Netflix配信のTiger&Bunny2期(1クール)をついつい一気観してしまった。1期を見たのはだいぶ最近なので新参ではあるが、11年もたって2期なんてやる意味あんのかよ、とも思った。だが、見始めたら止まらなかった。少なくとも元々のファン層からそれなりに支持を得られる内容じゃないだろうか。軽快でコメディタッチでもあり、ヒーローの信念を燃やす熱さもあり、アクションもあり変身バンクもあり、面白かった。

今作、熟年夫婦のような安定感の虎徹バーナビーコンビが、バディ制となった他の面々を引っ張っていく構成となり、各キャラの成長を描けていたし話がバリエーション豊かで良かった。バーナビーは初期に比べるとまじで丸くなってちゃんと友達と食事するし、虎徹のやせ我慢を皆が察してて微笑ましかった。なので、皆出来すぎてしまった分、不和を担うのが新キャラだったというわけだろう。白いのと黒いのは露骨にタイガーとバーナビーにかぶせているが、今のところ下位交換のようになってしまっているので、後半で持ち味を発揮するのを期待したい。

また、ユーリの出番は多いものの、ルナティックの出番はゼロ。そもそも新キャラを捌くのに出てこられるとやっかいだし、虎徹とぶつかって「だったらお前の行く末見届けてやろう」スタンスになったし、出てくる理由もなくなったのだと思う。出てくるとしたら虎徹を援護するか、レジェンドのことがバレるか、くらいか。後者に関してはシリーズ自体が完結しない限りなさそう。

そうそう、本題を忘れていた。やはり、若いキラキラルーキーよりも、ベテランのおっさんの哀愁を見ていたいんじゃ!ということで、何度考えてもやっぱりこのシリーズを見続けられたのは虎徹というキャラの妙である。おっさんというだけならまだしも、ランキングは下位で人気低迷(初期)、そして妻は他界し、年頃の娘とのコミュニケーションに苦労する。こういう哀愁解像度の高いアニメを心から欲してるんだが、、、何見たらいいんだ次は。

今まで見て強烈に惚れ込むアニメはだいたい何かしら悲しみを背負って生きてる大人が出てくる。

  • タイバニ

  • カウボーイビバップ(悲しみってより無気力か)

  • るろうに剣心

  • サイボーグ009(特に004)

  • ブラックジャック

アニメはたとえ人気作でも、はまらないととことんはまらないので、本当に見つけるのがむずい。うーん…