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小浜温泉・旅館國崎で温泉三昧

長崎県の小浜温泉にある旅館國崎に宿泊した。長崎県では唯一の日本秘湯を守る会の加盟宿である。評判も上々なので以前より泊まってみたい宿であった。

今回は長崎訪問の機会があり、温泉と料理を堪能してきた。

温泉

風呂は男女別浴場各1カ所、貸切風呂は3カ所あり、予約なしで空いていればいつでも無料で利用可能。貸切の石風呂では入浴しながらの冷酒も楽しめるらしいが酒を飲まないわれわれには無縁の話。

部屋数は10部屋しかなく、すべてが使用中ということはなさそう。鍵がかかると階段横のランプが点灯するので、わざわざ見にいかずにどの風呂が使用中か分かるのはとても便利。

すべての風呂がかけ流しで湯使いは良好。さすが熱量日本一を自称し、湯量豊富な小浜温泉の面目躍如と言える。源泉温度は100°前後と高温なので温度を下げる調整が大変そうである。

源泉名:國崎温泉

泉質:ナトリウム-塩化物泉(弱アルカリ性低張性高温泉)

泉温:97°、湧出量:430L/min、動力揚湯

料理

夕食は1階の別室に移動する。立地が海岸沿いで山も近く、地産地消を謳う素材が提供された。刺身盛りは鮮度が良く、雲仙もみじ豚のしゃぶしゃぶも柔らかくて美味であった。

食べ始めてから茶碗蒸しをはじめ、次々と皿が提供されて、最後のデザートまで来るともう満腹で動けなくなった。どれも美味しく食べてしまったが、年配者にはちょっと量が多すぎるかもしれない。

朝食のほうは、くみ上げ豆腐や焼き魚と言った定番献立だが、素材が品良く並び、朝からご飯を食べすぎてしまう。食後はロビーでセルフサービスのコーヒーの提供があるのはうれしい。

設備

建物は古めで館内も部屋も広くはなくこじんまりとした昔ながらの旅館の造りのままである。ロビーや廊下などあちこちに古民具や民芸品の飾りつけがされて雰囲気を盛り上げている。

洗面台とトイレは部屋にあり、部屋の水回りは新しく清潔である。ただし建物が古いため隣室などの音が響くのは致し方ないところか。

部屋には風呂上り用にポット入り冷水が用意されていたり、手紙風のメモが置かれていたりと、細やかなおもてなしの気持ちが随所に感じられて気分も高まる。

終わりに

宿のキャッチフレーズ「ちいさなおとなの隠れ宿」とあるが、その通り、温泉と料理をゆっくりと心ゆくまで楽しむことが出来た。豪華な設備は皆無だが温泉重視で少人数で静かに楽しむのがお好きな方にお勧めといえる。年配の方は意外に見かけなかったが、食の細い人向けに小食プランなんてのがあると良いな。
#雲仙市 #小浜温泉 #旅館國崎


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