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3回目のひな誕祭と、渡邉美穂の卒業と、僕なんか

怒涛の3月末~4月頭、悲喜こもごもって感じでした。その辺りをまとめて振り返ってみようと思います。

3回目のひな誕祭

最高の2日間でした!
念願の約束の地で行われただけあって、込められたパワーはひなくり2021を凌駕していて、ものすごく、物凄かった!!

特に、自分は改名してから、しかも1stアルバムが出た後でおひさま化したので、ひらがなけやき時代は3年目のデビューの知識だけです。楽曲自体は買って聴くことは出来たものの、やはり現場には一切行っていないし、当時の苦悩や葛藤のようなものは、話に聞くだけで体感はしていなくて。
そんな自分ですら、ひらがな楽曲が披露された瞬間、圧倒されました。存在しない記憶、想像だけで作った思い出ですら、それを揺さぶられる程のエモが溢れていて、リアタイしてなかったハズなのに、どうしても涙を抑えきれませんでした。

ひらがな楽曲に想う事

ひらがな楽曲自体は、やっぱり発足の大元となる、欅坂の色を強く受け継いでいて、凄く尖っている歌詞やサウンドの楽曲が多い。だから、今の日向坂のイメージされる"幸せ"や"楽しい"というポジティブな感情とは相反するところはありました。イマニミテイロの「気持ちは何色?言ってみたいザマアミロ」とか、絶対に今の日向ちゃんたちが言いたい言葉じゃあないんです。

でも。やっぱり当時は強く強く前に進みたい気持ちを持ちたくて、そういう言葉で敢えて自分を奮い立たせていた、という光景が自分に伝わってきて、だからこそ、この曲は愛おしい、大切な曲だ、と聴こえました。そういう言葉が似合わなくなったからこそ、それでもなお歌う事に意味があったんだと感じます。

日向坂の良さって、表面的には、前述の通りのポジティブな気持ちの塊である事なんだと思います。しかし、その中を覗き込むと、すんごい泥臭いくらいにがむしゃらで。その、どんなに不格好でも構わない、だけれど絶対に負けない、という不屈の精神が軸にあって、それが人としてとても高潔で美しいから、こんなに好きになってしまうんだと思います。
そして、その泥臭さが芯にあるからこそ、今でもひらがな楽曲のパフォーマンスをしても、劣るどころか鋭さが増していくと感じます。当時を知らないのに"鋭さが増している"っていう評価もちょっと変ですけども。

ひらがな楽曲に手を差し伸べられた話

前述の通り、自分が改名以降だからこそ感じた事ですが、今でもひらがな楽曲がかかった瞬間、一面が緑のペンライトで染まるのが特に好きでした。
日向坂を好きになるほど、当時から応援出来ていたなら、という気持ちがどこかに芽生えてしまいます。楽曲自体はアルバムもあるし、ひらがな推しも円盤は出てるんですけれども、ライブを体感出来なかったことは、結構後ろ髪を引かれるんです。

でも、今回のライブで、メンバーと、昔からのおひさま達と、我々新規のおひさまとで、緑一色の光景を作れた瞬間、その気持ちが成仏しました。
「新しく好きになってくれてありがとう。この緑色が当時の光景だよ」って、当時にタイムスリップさせてくれたような追体験をさせてくれて、この光景を守ってくれた日向ちゃんたちと、昔からのおひさま達に改めて感謝しました。新しく好きになった人たちを受け入れてくれてありがとう。手を差し伸べてくれてありがとう。

金村美玖をお寿司かない話

また自分の推しの話になるんですけれども、本当に、おすしの"強さ"は底が知れないな、と感じます。DASADAの青春の馬代理センターで惚れ込んでからおすし推しをしてるわけですが、去年の春の大ユニット祭りのすーじーがお休みになってしまった線香花火、同じくケヤフェスでこさかなちゃんがお休みになってしまった青春の馬と、とにかく、誰かが大変になる度に、その回のパフォーマンスが凄く神がかる、という逆境の強さに打ち震えます。
ライブのパフォーマンスでの爆発力の高さはやっぱり凄くて、今回の青春の馬は、特にCメロで一人で踊る事になってもただひたすらに凛々しく、ひよたんがそこに居ると感じさせる力強いダンスで格好良すぎました。

本当に本当に、金村美玖を推していて良かったです。

メンバーを褒める話

最終日は特に近い席で観られたので、とにかく眼福が凄かったです。ありがてぇ…。でまあ、近くに来た子で誰々が可愛かった!みたいな話をしようかな、って思ったんですけれども、近くに来た子は全員可愛かった!ってなっちゃって困ります。

ぱるよとみくにんの新3期生の可愛さの伸びは本当に凄いなぁ…、と改めて思いました。(まりぃちゃんは遠かったので残念ながら割愛…)
誰跳べとか、夏ジャムとかもそうだったんですけども、本当に、緊張に飲まれずに自然と笑顔が溢れる感じになっていて凄く可愛かった!堂々としてる感じ、落ち着いてる感じもするようになってきたので安心感がありました。

結構、地味に地味に、なっちょの事を好きだなぁ、って思ってはいましたが、やっぱりなっちょの事、好きだなぁ、と改めて思いました。
なっちょも笑顔が可愛くて、その上でダンスのキレも良いしで、好きです。
誰跳べで近くのリフトに乗ってくれてめちゃくちゃ嬉しかった!はつらつとしてるなっちょのパフォーマンス、凄い良いですよね。良すぎてペンラカラーを変えようかと思ったりもしつつ、でもタオルは持ってないんだよなぁ…と躊躇してやめちゃったんですが、やっぱりペンラカラー変えておけば良かった、と今になって後悔…。だって、変えたら絶対に喜んでくれる人だもん…。もっとなっちょを信じるべきだったなぁ…。反省…。

かげちゃんはNO WARで光る車に乗ってるタイミングでタオルを掲げる事ができて良かったです。見つけてもらった瞬間のとびっきりの笑顔ね。最高。
応援が届くって本当に嬉しいですね。

でもやっぱり、そうやって応援を届けたいってなるのは、メンバー自身が魅力的だからなんですよね。くみてんが、大きな夢を見させてくれてありがとう、って仰ってましたけれども、我々がそれを後押ししたい!って思わせてくれているのは、日向坂のみんながとっても魅力的で、いつも勇気や元気をくれるからこそなんです。タマゴが先かニワトリが先か、みたいな問答になるけども、少なくとも僕は、絶対に「日向坂メンバーが先」です。

心に刻んだ光景

JOYFUL LOVEの光景は、毎公演素敵で最高なんですけれども、それでもやっぱり今回は特別でした。グラデーションの色数も多かったですけれども、途中に照明を落として衣装が光って花道を歩く、という演出。あの光景は本当に素晴らしかった。普段は、僕らがペンライトでその光景を作って贈る形ですけれども、今回は日向ちゃんたちも一緒に光を灯していて、これからも日向坂とおひさまで一緒に歩んでいこう、というお返事をいただくような、むしろ一緒に円陣を組んでいるような、そういう通じ合っている演出で美しかったです。この光景は何回でも見返したいし、何年経ってもずっと色褪せないので、本当に円盤をお願いします…!

突然の渡邉美穂の卒業発表

完全に油断してました。
今年くらいかな?最近のブログから、弱い部分を取り繕うのをやめて見せていこう、っていう感じの覚悟を決めた文体になっていて、何かしら心境の変化があったことはなんとなく察していたものの、卒業という選択をするとは思わなかったです。

正直、日向坂の今を客観的に見た時に、"辞める"っていう選択を取るって絶対にないでしょう、って思っていまして。まだまだやりたい事、やれる事、学べる事、そういうものが待っている未来というのは確信に近いレベルであって。日向坂自体がひたすらに可能性の塊だと思っています。
グループ自体が上向きな流れに乗っていると思うんですが、それは間違いなく、メンバー個人個人がしっかりと努力を積み重ねている結果が、そういう流れを作っていて。それを自覚しているからこそ、一つひとつをコツコツと丁寧に向き合ってお仕事をしていると感じます。

そして、メンバー自体の仲の良さも凄くて。メンバーの口から出てくるエピソードは全部可愛いというか、仲の良さが光る微笑ましいものばっかりで。とっても居心地が良くて、その上でありがたい経験を沢山積める環境を、敢えてそこから離れる、という選択は相当に覚悟が必要だと思います。だからこそ、自分の価値観で測るのもよくないんですけども、そういう選択をすると全然思っていなかったです。

僕らは残される形になってしまうので、色々な事が頭の中をぐるぐるして、言葉にならないです。ただ、それでもいいんじゃないかな、というのを今は思います。

なっちょのブログでこんな記載があります。

まだ受け止め切れてない方も多いと思いますがそれはみほのことが大好きだったからだと思います

https://www.hinatazaka46.com/s/official/diary/detail/43405?ima=0000&cd=member

この言葉のおかげで、色々考えちゃうのは、ただただ、好きだからなんだな、という事が腑に落ちました。そして、だからこそ、今すぐに気持ちの在り方を決めなくてもいいんじゃないかな、と思いました。少しずつでいいから、お別れの瞬間に幸せな気持ちで背中を押せるようになれていたらいいな、と思います。

僕なんか

以前、秋元先生が乃木坂46のオールナイトニッポンに出演した際に、ポロッと「明日は日向坂のMV撮影がある」って言ってしまっていたので、ひな誕祭の終わりに情報が解禁される事は当然くらいに思ってましたが、まさか初披露されるとは思わなかったです…。

ということで、早くもMV公開されているので感想とかをつらつらと。

楽曲の世界観について

この路線は凄い"良い"です。単純な好みでもあるんですが、今の日向坂の色んな文脈が混ざっていて、そういう背景も込みで好きです。

まず、曲の路線。結構、ひらがなの色が強い感じだと思います。前述の通り、ひな誕祭でひらがな楽曲を披露していて、その上でパフォーマンスが磨かれていて良かったと感じた自分としては、むしろ、この路線を改めて挑むためにも、ひらがな楽曲の振り返りに意味があったと感じています。
単純なハッピーみたいな、表面的なだけじゃあ結局薄っぺらくなってしまうので(自分は穿って見ちゃうからなおさら)。悲しみや怒りなどの負の感情を持っても、それでも前を向く強さに尊さを感じるので、日向坂の表現力をどう拡げていくか、という部分にひらがな楽曲は今、凄く意味を持っていると感じます。それこそ"ルーツ"ってヤツです。そこを深掘りして、今はこれだけの感情を引き出せる、というのをひな誕祭で証明したからこそ、僕なんかの路線は凄く意味があると思います。
第1章であるひらがなけやき、第2章である日向坂。そして、約束の地に立った後から始まる第3章の幕開けとして、どちらも飲み込んだ形として、この楽曲は存在感を示す事になるんじゃないかと思います。

そして、MVの世界観も素晴らしいです。特に、今の4期生オーディション開催中、という環境を世界観に落とし込んでいると思います。自身が憧れている光景を、電子の中で作って満足している中で、ある日、その世界に足を踏み入れられた事で、迷いを振り切ってその場所を目指すようになる。そういうストーリー性が凄く好きです。
そして、そのストーリー性を加味して歌詞を改めて聞くと、オーディションのコピーである「迷おう。それが始まりだから。」という言葉そのもので。今のこの瞬間だからこそ、この表現に意味が生まれているのが凄く好きです。

フォーメーションについて

今回のフロント編成、めちゃくちゃ好きです。
以前の総括の時に、楽曲の表現に合わせてセンターを抜擢されて欲しい、という願いを書きました。正直言うと、復帰直後のこさかなちゃんがセンターを担うとは思っていなかったので、それ自体は意外ではありました。でも、確かにこういう、絶妙な後ろ向きさというか、ネガティブさをはらんでいる感じであれば、こさかなちゃんは適任と思います。

そして、そんな期待もプレッシャーも(多分休養していたという後ろめたさも?)あるような状態のこさかなちゃんを、W佐々木で両側を支える。ここ。これがもう、めっちゃくちゃ好きです。

正直、くみてんに関しては、いつフロントに来てもおかしくないのに、って思うところがありまして。それを、ここ最近の頼もしさが光るみーぱんと一緒に両側でサンドする、という構成は、圧倒的感謝でしかなかったです。
あんた、なんちゅー編成をしてくれたんや!ってなっちゃいました。
元々のキャプテンシーが凄いくみてん。最近は、自称"日向坂の綺麗なお姉さん"であり、"母"が板についてきたみーぱん。二人の面倒見の良さで、こさかなちゃんを上から引っ張っていって欲しいと思います。

そして、その両サイド。ひなのとおすしのシンメがまた良いですね。
おすしはもう、散々語っているので言わずもがな、って感じですが、フロントでなおみくで立ってくれている事も嬉しかったりします。
ひなのは本当に日々成長が著しくて、元々高かったポテンシャルの上に、何度でも何度でもの経験が乗っかっていて、たくましい後輩の筆頭で。
この二人の構成で、おすしは横に立つ仲間、ひなのは下から支えてくれる頼れる後輩。こういう、上も横も下も、支えてくれる形でのフロント編成になっていて、本当に今回のフロントは無敵なんじゃないかと思います。

歌唱力に定評のあるとしきょんコンビが、二列目に下がってはいるものの、センターの後ろに二人並んで立つのも良いです。決して二人が過小評価されているとは感じていないくて、むしろ、フロント5枠のうち2枠を占有しないような形の模索として、今回はここへ配置されたんだと思います。

本当、日向坂の個々人の強さを踏まえると、フォーメーション問題は悩ましいと思います。だからこそ、柔軟な配置が出来るかどうかは試す価値があって、今回はそういう戦略的な部分がしっかりと見える配置で納得感がありました。

もう一人の推しであるかげちゃんは3列目に下がってしまったけれども、これも正直言うと、ほんのちょっとだけ悲しかったけれども、そこまで気にしてなかったりします。日々成長を感じる子たちばっかりなので、今回は本当に、たまたまだなぁ、と。みんな頑張ってる事をちゃんと褒めたい。本人が悔しいと思う気持ちに対しては慰める気はないですけれども、自分は本当に「今回もよく頑張ったね」しか言う事ないです。かげちゃんはやれる事をいっつもしっかり頑張ってました。

好き

繋いだ手に温もりが籠もっている日向坂、好き。

一見後ろ向きだけれども、実はそこから、前へと走り出す瞬間の僕なんか、好き。

まとめ

3回目のひな誕祭は本当に区切りとなった感じがします。
その中で、新しい道として、みほちーの卒業というイベントが挟まりましたけれども、別れがあれば出会いもあって、4期生の加入が日向坂として更に大きくなるきっかけになってくれたらいいなと思う次第。
4期生はどんな子が入ってきてくれるんでしょうね。自分が応援してから初めて立ち会うオーディションになるのですけれども、みくにん、まりぃちゃん、ぱるよの3人が入ってきてくれた日向坂ですから、4期生の子たちもいい子たちばかりになると思って楽しみに待ちたいと思います。

また、新しい一歩を記念する楽曲として、僕なんかはとても良いと思います。この曲も大切に育てて欲しいし、育った時にまたきっと素敵な味のする楽曲になってくれるんじゃないかと思いました。

余談

ケヤフェスの時もそうだったんですけれども、なっちょの言葉って凄く"良い"ですね。くみてんも、気持ちを汲んだ言葉を紡いでくれる人で凄いな、と感心するんですが、なっちょの場合は気持ちを形にしてくれる人、という感じです。"聖母"やら"公式メンタルサポーター"とか言われてますけれども、それも納得の言葉の紡ぎ手なんだなと改めて思います。

という事で、なっちょのトークを取ってみました。
長らく「4人目行ったら引き返せない」みたいな心構えで及び腰だったんですが、今回のメンタルサポート力を目の当たりにしたら、やっぱり感謝を直接伝えたくなりまして。トーク購読初日にして早速、メッセージ量に若干気圧されつつも、やっぱり潮紗理菜さんの考える事をたくさん聞けて、やっぱり潮紗理菜さん好きだなぁ、ってなっています。

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