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新参者 日向坂46公演(11/3昼)行ってきました

という事で、色々と感じた事をまとめていきたいと思います。
ネタバレは回避できないので、そちらは本当にご了承ください。
あと、今回はマジで、ほぼほぼ、推しメンのみっちゃんばっかり見ているので、他の子たちの感想は薄まりますのでご容赦を…。

全体的な感想

最高。

語彙力を失くすくらいに、やっぱり凄く良いライブでした。

合同企画としての評価

まず、本当に、日向坂がトップバッターなのが、めちゃくちゃ良かったなと思います。
自分の中での坂道って、改名の時期の関係はあるけれども、やっぱり生まれの方での関係性がしっくり来ていて、長女は乃木坂46、次女が櫻坂46、三女が日向坂46、という認識です。

その中で、自分たちはグループに対して何が出来ているのか、という葛藤を抱えながら1年を迎えた日向坂46が、このイベントを、こういう想いで火蓋を切る役割を担った事に、ものすごく意味があると感じています。
自分たちの役割や、存在価値に、あれだけ悩んでいた子たちが「それでも」というパフォーマンスを見せつけていて、櫻坂46三期生も、乃木坂46五期生も、「私達はもっと出来るんじゃないか。出来るところを詰めていくべきではないか。」と、気が引き締まったと思います。この1ヶ月、最高にアツい秋になる、という予感しかないです。

各坂のライブに、他の坂の子たちがライブを見に来る、というのは日常茶飯事になっていますけれども、だからこそ、他の坂の子たちが、この公演を見た時に、心技体の中でも『心』の強さを発揮したライブを見て、自分たちのライブへどういうところを伸ばしたらいいか、というヒントを得てフィードバック、ブラッシュアップをしていく。そういう予感があります。

本当に、坂道同士って、良い仲間でありながら、良いライバルでもあって、そこで鎬を削る事で、坂道全体が活発になると思っています。そんな関係性の中、日向坂がイベント全体のギアを1つでも2つでも上げる役割をしっかりと担ってくれたなと感じました。

千秋楽への期待

色々と粗く感じる部分は、正直、ありました。
ツアー期間中で、まだ公演が残ってもいるのに、その中で1ヶ月まるっと公演をするわけなので、かなりのハードスケジュールだし、体力的にも結構しんどいと思うので、しょうがないところは多分にあるとも思いますけどね。

ただ、そういう部分も、公演を重ねる度にちゃんと仕上げていってくれると思うので、今日見た時に感じた"もうちょっと気を遣って欲しいポイント"が、どう解消されているかを見るのも、千秋楽への楽しみでもあるなと思っています。

そんな中、事前に告知されていた千秋楽の配信以外にも、各グループの追加配信、追加ライブビューイングが発表されましたね!
こういう公演の良さは、公演数を重ねる事に洗練されていく様を見られる、というのがポイントなので、例え手段が配信でも、間を空けて2回見られるというのは大変ありがたい。彼女たちの成長をより沢山見守れるのは感謝しかないです。

公演内容に関しての感想

ひらがな楽曲の披露

めちゃくちゃ"やられました"ね…。
最高…。

自分は1stアルバム『ひなたざか』リリース以降でのおひさまおじさんなので、当時の歴史に対するエモは、正直、想像の中でしか語れていません。

でも、今回の4期生によるひらがな楽曲の披露、特に『ひらがなけやき』、『それでも歩いている』、『イマニミテイロ』は、そういうエモさとはまた別に、"今の日向坂4期生に大切な物"を歌詞に乗せて、表現していたなと感じました。

『ひらがなけやき』

そもそも、前述の3曲が"噛みしめる程に良さが滲み出る曲"という話なんですけれども、それを4期生が披露した事で、凄い掛け算になっていたと感じます。

4期生として加入したものの、先輩たちと一緒に楽曲をパフォーマンスする機会がほとんどなかった、という4期生が『一本の欅から色づいてくように この街に少しずつ馴染んでいけたらいい』という歌詞を歌う。
これがエモくないハズがない訳です。

自分は友人に「運営に理解がありすぎる」と言われた人間なので、そもそもオーディションを勝ち取った時点で4期生ありがとう、っていう感じの人間です。
そして多分、1期生から3期生まで、4期生を認めているとも思います。

けれども、4期生たちが"自分たちが日向坂46である"という事に対して、もっと実感を得たい、とか、もっと自信を持って"日向坂46の◯◯"であると名乗りたい。そういう気持ちを抱えているのも凄く解ります。
だからこそ、応援する側の「一歩一歩、自信をつけて欲しい」という気持ちと、4期生自身の「少しずつでも、ちゃんと"日向坂46にメンバーである"という自信と自覚を持ちたい」という気持ちが噛み合うのが、『ひらがなけやき』だったなと感じます。

これは完全に想像ですけれども、けやき坂46がけやき坂46として活動を始めた1期生の胸中って、色々と思うところがあっただろうと思います。その時の気持ちを歌詞に載せたこの曲が、7年の時を経て、新しい形でまた別の意味を持って、その上で『少しずつ馴染んでいけたらいい』という言葉に意味を持つのが、めちゃくちゃ最高でした…。

『それでも歩いてる』

この曲は、4期生ちゃん全員に、心に刻んで欲しい歌詞だなと思います。

人生とは転ぶもの 膝小僧は擦りむくものなんだ
何度でも立ち上がれよ 俺はそれでも歩いていく

それでも歩いているの歌詞より

や、

人生とは負けるもの 勝つことなんかないって知ればいい
負け方が大事なんだ 俺はそれでも生きている

同上

など。本当に、噛みしめれば噛みしめる程、沁みる歌詞です。

もちろん、メンバーのみんなには、ありったけの祝福で満たされた道を歩いてくれる事を願ってやまないです。
けれども、そういう順調な坂道なんて結構稀で、自身でコントロール出来ないような不調や不運に見舞われる事もままあると思います。
ライブだって、楽しい時間のハズなのに、凄く凄く悔しい気持ちを抱えながら舞台の幕が下りる様を見つめる時だってあるでしょう。

そういう時に、この歌詞を噛み締めながら「どう負けるか」「負けを繰り返さないために学び、次へ繋げるためにどうするか」といった、そういう人生の歩き方を大切にしてほしいなと思います。

『イマニミテイロ』

今回のライブの裏テーマのような文脈を見出してしまいます。
来てくれる人を沢山笑顔にしたい、楽しくなってもらいたい、という表のテーマの裏で、もっともっと沢山の人に"私達を認めさせてやる!"という気概も、どこかに持っていたと思います。
それを一番、歌詞に乗せてストレートに表現出来るのが『イマニミテイロ』という曲で。
4期生はこんなに出来るんだ!!という雄叫びのような選曲で、めちゃくちゃ良くて、『それでも歩いてる』からの『イマニミテイロ』は激アツでした。

4期生にとってのひらがな楽曲

改めて、ひらがな楽曲って良い楽曲だな…と噛み締めております。
そして、4期生は改めて1期生の先輩たちに感謝をしているんじゃないかなと思いました。

つらい時に楽曲が寄り添ってくれる、というのがありますけれども、これはなんとなく、4期生に今、しっかりと寄り添っているんだろうなと、傍から見ていて思いました。
当時、1期生が曲に込めた気持ち、想いが、全部が全部一緒ではないとは思います。けれど、4期生なりの気持ち、想いが、また違う形でこれらの楽曲と混ざり合って、4期生だけの『ひらがなけやき』『それでも歩いてる』『イマニミテイロ』という物語が出来上がっていたんじゃないかと思います。

楽曲とセンターの話

『ひらがなで恋したい』と宮地すみれ

センターをすみこにしようと決めた人、5千兆点を差し上げたい。

すみこ一人だけ「宮地すみれ」ってひらがなの名前なんですよね。それでいて、4期生の中でも、恋愛ソングの似合いっぷりが凄いキャラクターとも合っていて、めちゃくちゃ良かったです!

『ソンナコトナイヨ』と石塚瑶季

めちゃくちゃ良かった。たまちゃんが"たまちゃん"たる理由が全開のパフォーマンスでした。

というのも、サビに入った瞬間のあのダンスがバッキバキでして。一人だけ他の子の2,3倍くらい動きが強くて突出して格好良すぎて、不意打ち過ぎて笑ってしまいました。

グループの統一感みたいな面を考えて言えば、多分"やり過ぎ"っていう感じでNG食らうんじゃないかなとは思います。
ただその反面、たまちゃんの全力の「やってやるぞ!!」っていう意気込みが乗っかったパフォーマンスでもあるので、たまちゃんがセンターとして挑んだ結果としては、それが正解なんだよ!っていう気持ちも一緒にありました。たまちゃんの良さがギュッと詰まったセンターでした。

たまちゃんは本当に、思い切りも良いし、素直で、自分の感情をそのままダイレクトに人に伝えられる子なので、そういう動きの強さも、かけている想いの強さに比例していたダンスだったんだろうと思います。

『ハッピーオーラ』と山下葉留花

解釈一致が凄い。はるはるにめっちゃ似合う曲でした。
初日の昼公演では、やはりリハーサルやスケジュールに加えて公演内容もハードであったので、ちょこちょことステージから下がるところが見受けられました。多分、体力的なところで大変なんだろうなと思います。

ですが、自分がセンターとしてステージに立っている時は、それまでの疲労感も滲ませずにやり切っていて、そういうところはやっぱりはるはるの強さだなと感じます。

ひな誕祭のところも凄かったですからね。裏でやっぱり、足を負傷した事でつらい想いも沢山していたようなんですけれども、本番、杖をついているにも関わらず「みなさんに会いたくて来ちゃいましたー!」って笑顔で登場していましたし。はるはるは本当に、自分が笑顔になる事で、人を笑顔にするパワーが凄い。

みっちゃんが好き過ぎた

自分の座席が2階席の2列目で、1列目は着席観賞だった都合、ステージを遮蔽物なしで、実質1列目みたいな状態で見守れたので、ほぼずっとみっちゃんを見てました。
本当にずっとずっと楽しそうで、ずっと見ちゃいました。
バックボーンに想いを馳せながら見てると、今回のライブは特にグッと来るライブでした。

おかげ様で、今回のライブ、ものすごく楽しかった!!そして、嬉しかった!!

自分自身が、このライブを楽しんでいる気持ちもしっかりあったんですけれども、それ以上に、みっちゃんを見守っていたら、みっちゃんがずっとずっと楽しそうに踊っているものだから、自分の感じている"楽しい"という気持ち以上に、みっちゃんが喜んでいる気持ちの方にどんどん共感していってしまって、"嬉しい"という気持ちでいっぱいになったライブでした。

そして、みっちゃんのタフネスさにも感心しました。
本当に、最初から最後までずっと全力が出ていて凄かったです。
がな恋だったかな?なんかの曲の途中で、たまちゃんとワチャワチャするパートがあったんですが、たまちゃんと抱き合いながら、たまちゃんを抱き上げて、ぐるぐるぐるぐる回転していて、あのたまちゃんが「みっちゃんやり過ぎ!!」ってビックリしているような、そんなシーンがありまして。
それぐらいはっちゃけていたのに、最後まで走り切っていて、スタミナ凄いなぁ、というところが知れて良かったです。

『ロッククライミング』

今回はやらないかな、と思っていたので、アンコールのところで「聴きたいですか?」って聴かれた時はテンション上がりました!
『見たことない魔物』も凄く良い曲だし、これはもう4期生曲の鉄板オブ鉄板でしょう!っていう確信すらあるんですけれども、それと並ぶくらい、良い曲ですね。突き抜けるようなアッパー具合は魔物の方に分がありますけれども、ロッククライミングは、がっしりとした根っこの強さも感じる曲で、これもライブで披露されるの嬉しいなと感じます。

「振りの真似をして欲しい!」というのがあったので、左上→右上→左下→右下、とZの文字を描くように手を動かして、そこから手を上にあげてくるくるするところがあるので、そこはぜひ真似してみてください。

『誰よりも高く跳べ!』の伏線回収

今回、『誰跳べ』が披露されたので、フリーゾーンでは何をするのかな?と思ったら、パントマイムだったんですね。
何が元ネタだろう?とか思っていたら、実は『ロッククライミング』の振りの一部でした。
ニクい演出してくるじゃないの!!好き!!

『見たこともない魔物』

Happy Train Tour2023の宮城公演のDay2で、9th,10thシングルの期別曲でのコール&レスポンスの練習があったんですが、その中で4期生は『見たことない魔物』の間奏のところで、腕を走るようにフリフリする、というところを一緒にやって欲しい、というのが要望として挙がっていました。

なので、自分も言われた通りにやってみました。
前述の通り、自分の座席はメンバーからも遮蔽物ナシで丸見えでしたし、アリーナ席の中にもポツポツと一緒にフリフリしている方が見えました。
そのおかげか、腕をフリフリした1回目の時に、メンバーが一瞬「一緒に腕をフリフリしてくれている人が居る!」っていうビックリした空気を放っておりました。

『ひらがなけやき』でのペンライトをピンクにしたい、というのもそうですけれども、ああいうのって"実現したらいいな"っていう気持ちと、"実現しなくてもしょうがないよね"っていう気持ちは半々なところがあると思うんです。だから、1回言った事、しかも映像に収録されていない言葉に対して、それでも"伝えた事が伝わっている"という事が分かる事で、そこに嬉しい気持ちが生まれる事はあるんじゃないかと思います。

なので、もし、今後、現地で参戦するなら、ぜひ間奏でフリフリしてみてください。きっと「今日も魔物でフリフリしてくれるおひさまが居た…!」って喜んでくれると思います。

総評:配信で良いから観て!

今回、本当に観に行けて良かったなと感じました。
4期生の素敵な部分が全部出ているので、きっと4期生の事をもっと好きになれると思います。自分も、改めて惚れ直しましたし、やっぱり日向坂にこの子たちが入ってくれて良かったなと思います。
一番下の代の子たちがこれだけの努力と成果を見せつけてくれたのが、凄く凄くグループの未来として明るさを物語っていると感じます。

そして1~3期生たちは今、2ndアルバムの発売に合わせてテレビを主戦場として活躍をしています。
Venue101やCDTVライブ!ライブ!などの生放送でも、凄く脂が乗ってるパフォーマンスを披露していて、先輩たちだってまだまだ底が知れないパワーを発揮しています。

そんな先輩たちと、4期生が合流する12月のKアリーナのライブは凄い事になる予感しかないです。
だからこそ!もっとたくさんの人達に、今からしっかりと4期生の活躍を見守ってあげて欲しいなと思います。
Kアリーナの公演を見て、4期生に感動した時に「新参者を見ておけばよかった…」なんて後悔をしてほしくないので、どこか1公演、1リピート配信でも良いので、時間を作って観ることをオススメします!

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