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ひなた坂46

5回目のひな誕祭にて、日向坂46の選抜制導入によって、選抜になれなかった側、アンダーグループとして活動していく方の名称の発表がありました。
それに関してのあれこれのお話です。

名前を聞いた事の感想

個人的には、そういう名前になる事自体は必然かな、という印象でした。
けやき坂46は欅坂46のアンダーグループとして発足した、という経緯があるので、日向坂46のアンダーグループなら、ひらがな表記のひなた坂46になる、という理由で納得するには十分でした。

そして同時に、この名前に対して、安直にけやき坂46を重ねる必要はないかなと思います。

けやき坂はある種、ペナルティの側面があっての発足だったと思いますが、今回のひなた坂はそうではなくて、選抜との便宜上の区分としての名前なので。
けやき坂がどうだったから、という話にきっと意味は生まれないと思っています。命名のルールが一緒でも、中身も発足の経緯も完全に別物ですから。

櫻坂46が3期生の加入に伴い、櫻エイト制を廃止して、表題曲の参加メンバーではないグループ側を"アンダー"ではなく"BACKS"と表しました。
元々、櫻坂46は3列目のメンバーをBACKSメンバーとして扱っていて、そのメンバーだけでライブを行ったりしていました。
その後、6thシングル『Start over!』にて、1,2期生の全員選抜の体制を行って、7thシングル『承認欲求』で新体制の選抜制を導入した、という経緯があったので、これに伴って"BACKS"という名前の定義を改めて採用していると思われます。

この時、扱いとして"BACKS"という表現を用いずに、そのまま"アンダー櫻坂46"とか、"アンダーグループ"という扱い方をしても良かったと思いますが、ここは乃木坂46との差別化を行う意図があったのだろうと思います。
乃木坂46の"アンダーライブ"も、ある種の固有名詞のような扱いがありますので。"櫻坂46のアンダーライブ"という名前で分かりづらくなるよりはアンダーという表記を避けて"BACKS LIVE"とした方が、明確にどのグループかという部分が分かりやすい。

そして、ひなた坂46も、単にそれに倣っただけかなと思います。
アンダーという名称を使わずに差別化をするなら、グループの歴史を紐解いて、日向坂46における"日向坂46のアンダーグループ"という事が明確な名称は何か。
それを突き詰めた結果、けやき坂46にあやかった、という事だと思います。

アンダーグループの扱いとしては、歌番組の出演回数の部分だけはどうしても格差を感じると思います。
これはもう避けようがないというのは、他の坂が証明してしまっているので、そこだけは要心構えだと思います。
でも、それ以外は今のところは特に気にする部分はなさそうかなと思います。

ひなた坂楽曲として『錆つかない剣を持て!』も貰えましたし、格好良いMVも作ってもらえましたから。

単独でのライブも決定していますし、そこでの経験を持ち帰って、また選抜へ返り咲く子たちが生まれてくれたら良いなと。

今後に期待すること

日向坂のメンバーの"強さ"という曖昧な概念を、1本の物差しを充てて計ったとして、自分の視点、観点では、強さのバラつきがあんまり大きくないのが日向坂の良いところかなと思っています。
中央値と平均値がほぼ同じ、という感じ。

であればこそ。
日向坂選抜とひなた坂に関しては、かなりの頻度での入れ替わりを期待できそう、と思っていたりします。

こういう話題であんまり比較を出すのは良くないんですけれども、姉妹グループの場合、トップ集団が何馬身差もつけて独走していて、その後ろについていく集団がある程度、グループというか塊ごとになって分かれているような、そういう印象です。そして、その塊の間にある程度の距離がそれぞれあって、結果、先頭から順番に並べた時に、明確なライン、壁のようなものを感じる事がままあって、あんまりメンバー入れ替えの融通が利かない印象がありました。表題曲への参加の壁がすんごい分厚かった。

しかし、自分から見える日向坂に関しては、そこの壁の高さはあんまり高くないと感じているので、12thシングルのフォーメーションがどう変わるかは、割と楽しみな部分が多いです。
メンバーの誰かに、何かのきっかけでちょっと変化が起きた瞬間、順位がそれなりに変動するような、そんな団子状態なパワーバランスのイメージ。

11thに関しては、センターに4期生を据えるため、それと合わせて4期生をある程度一緒に配置しておきたい、というコンセプトを感じるのもありまして。そこで少し4期生優位な部分があったかなと思っています。

以前も別の記事で言及しましたけれども、4期生の合流がなければ新3期生の2列目進出のタイミングだったと思います。
12thではまたコンセプトが変わり、センターも変えてくるので、多分、メンバーもそれなりに入れ替わるんじゃないかと思います。

反面、誰かがひなた坂から選抜に入るって事は、誰かが選抜からひなた坂に入る、っていう事ではあるんですけども。
その辺りは選抜制ではどうしても目を背けられない部分ではあるので、仮に、自分の推しがそうなったとした時の心構えは、毎作、しておかないとだな、とは思いつつ。

とは言え、元々、センター、1列目、2列目、3列目と、序列を付けて応援していた業を既に背負っているのが我々ですからね。その業がより深くなるだけで、別に今更っちゃ今更で、自分は選抜制になったところで変わらずに、自分の清廉潔白さなんか微塵も信仰してないです。応援のスタンスに変わりはないかなと。

見守る側として日向坂46に願うこと

仲間意識とライバル意識は、両立する事は可能ですし、ポジション争いの影響で仲間を敬う心を蔑ろにするような、そんな心の弱さを持つ子も居ないくらい、仲間意識の醸成が十分に済んでいるのが日向坂という土壌だと思います。

周りの仲間の、色んな努力の形、結果の形に刺激を受けながら、フロント経験者ですら油断したら選抜を勝ち残れなくなるような、それくらいにメンバーの層が厚く、そして絶対的な強さを個々が持つ。そんなグループになってくれたら良いなと思います。

まずは初めてとなるひなた坂46のライブで、もっと出来る!選抜に手が届く子たちばっかり!というのを証明するような、そんな強いライブになるように、大成功を収めていただきたい。

まあ、現時点で、座長のみくにんが、去年のアラステで培った色んな強さを発揮してくれているので、個人のパフォーマンス力自体は確約されていると思うので心配してないですけどね。
チームづくりも、新3期生のみんなは特にグループへの想いを言葉にしている場面がたくさんあるので、そんな子たちが引っ張るのだから、ちゃんと素敵なライブが待ってると思っています。

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