あなたは、誰かの大切な人・原田マハ
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6つの物語からなる短編集で
親子、生死、旅、芸術、女性がテーマとなっている印象でした
誰しも避けて通れないような
誰にでも起こりうる事が書かれてたりして
色々と考えさせられることもあり
自分の人生の中にある
幸せとか、後悔とかそういうのって
人生が終わる直前にならないと
自分では分からないものなのかな、と
そんなことを思ったりしました
「幸せ」って
大きく高ぶるほどの幸福感が伴わないと
私たちはソレを「幸せ」だと
なかなか認識できないのかもしれませんね
小さな幸せには見向きもせず
大きな幸せが欲しいと欲張って
見落としてる事がきっとたくさんあるな、と
少なくとも私はそんな事ばっかりかなと思います
小さな幸せを積み重ねること
それが大切だと良く聞くけれど
正にそんな言葉がピッタリで
感情の高ぶりのない小さな幸せを
一定の気持ちのまま感じられるような
スルスルーっと読めて
いつの間にか終わっていて
物凄く前向きになれるわけではないけれど
悲しい余韻は一切残らず
「明日も頑張りましょうか」と自然と思えるような
そんな物語でした
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