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【😂ハリィしろかわのゆるゆる映画教室😂】第11回 1910年代からのヨーロッパ映画①ドイツ🇩🇪編


ヨーロッパでは、1910年代後期から表現主義と呼ばれる芸術運動がドイツを中心に盛んになりました。
表現主義とは、絵画・文学・演劇・映画に広がったものであり、デフォルメされた主観的感情の強調が特色です。
映画では「カリガリ博士」(20)にそれが見られました。🧐


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そのドイツでは、第一次世界大戦におけるプロパガンダの一環として軍部主導による国営会社UFA(ウーファ)が1917年12月に設立され、
続けて多くの映画会社を吸収し、配給を行うようになり、1921年に民営化されました。🤔

第一次と第二次大戦の間のワイマール共和制時代、UFAは映画プロデューサーのエリッヒ・ポマーのもとでドイツ映画黄金時代を築きます。
エリッヒ・ポマー製作の「最後の人」(24)は、ホテルの誇り高きドアマンだった老人がトイレ番に配置転換されて、誇りと存在価値を奪われてしまう物語で、エミール・ヤングスの好演と、主人公の視点と移動撮影を多用したF・W・ムルナウの演出が際立っていました。🤔


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フリッツ・ラングの「ドクトル・マブセ」(22)は秘密犯罪組織の首領マブセを描いた作品。
マブセは多くの人間に同じ幻覚を見せてしまうという超人的な犯罪王で、後のナチスの勃興を予言しているかのようでした。😱


ラングは、その他にも、ゲルマン民族の民間伝承をスクリーンで描いた叙事詩的な作品「ニーベルンゲン」(24)、未来SFの金字塔「メトロポリス」(27)を残しました。🤖



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(つづく)

#カリガリ博士
#ドクトルマブセ
#ニーベルンゲン
#メトロポリス
#フリッツラング

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