【シネマメモ帖 「メトロポリス」(1926年)】
本日もクラシック名画の紹介。
フリッツ・ラング監督により、ドイツ映画美術が見事に炸裂した初期SF映画の傑作。
仮想未来都市メトロポリスでは、地上では金持ち連中がのさばる一方、地下の大工場では労働者が重労働にあえぐ日々。
この労働者たちを抑圧するために金持ち連中は女性の人造人間をつくり、地下に送り込むが…。🤖
とにかく全編、背景デザインや登場人物のダンス等、当時のドイツのモダンアートに彩られており、白黒・サイレントであっても、作中の近未来感は今観ても古臭さを感じない。
マッドサイエンティストにより、女性の人造人間が作り上げられるシーンは後のSF映画やホラー映画に間違いなく影響を与えています。
労働者の群衆はまるでゾンビのように不気味。
そして、女性の人造人間のモダンダンスをじっとりと見つめる男どものベースケ感が異常すぎる…😰
女性の人造人間のフォルムは後に「スターウォーズ」のC3-POに受け継がれたのかな?
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