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THE FIRST SLAM DUNKを見た

センチしら

「1ミリも知らない」のことをミリしらというのであれば、1センチくらい知ってればセンチしらというのではないだろうか。

ここでいう1センチとは、だいたい以下の通りである。

  • 桜木花道という主人公がいる(下手なの?)

  • 4番はゴリ(名前は知らない)(顔は知ってる)

  • ルカワというかっこいい人がいる

  • バスケ漫画である

しっかりと読んでいる人でなければ、このくらいの認識なのではないだろうか?

「面白い」らしい

自分語りをすると、映画をめちゃくちゃ見に行く方ではない。川崎は東宝・109・チッタと映画を見る側からすれば非常に恵まれた環境であるが、過去見に行ったものといえばラブライブ作品か新海誠がほとんどである。そういえばまだ戸締まりをしていないが…、それはそれとして、それを活かしきれていないのは勿体ないと思うフシもある。

ところで件のスラダン映画は、下馬評では3Dアニメだし声も違うし、決して人気作といえるような評価ではなかったのも記憶にある。確かに自分の好きなアニメ作品が映画化した途端に声が変わって3Dになってたら絶ッッ対に見に行かないだろう。空気的に3Dはアニメオタクに好かれないきらいがある、と思う。個人的にもそう思うが…、宝石の国みたいに見たら好きになることもあるだろう。別に3D作品は悪ではない、あくまで表現方法のひとつなのだ。声の変化も嫌われやすいが、幸い、オリジナルアニメを見ていないのでその心配はなかった。公開から日が経つにつれ、下馬評をひっくり返すような肯定的な意見が流れ始めたのも見に行こうと思った所以だ。

「面白い」というか凄かった

果たして、映画は想像の500倍くらい面白かった。主人公は知らない人だったが事あるごとに「リョーチャン」と呼ばれることでまるで自分が主人公のような気持ちになった(?)。

90分が「1試合」

描かれる内容はどうやら作中でも重要な試合となっていそうな、20分ハーフ2クオーターの1試合だ。現在は10分ピリオド4Qが主流だと思うが、たぶんルール改正前なんだろう。映画1本まるまる使って1試合を描く。この試みが面白い。この試合だけ原作読んでみたい。

主人公は誰?

本編主人公じゃない人間がフォーカスされたスピンオフが作られること自体はよくあるが、映画になるのはあんまりなさそうだ。しかも何十年も前の…。とてもチャレンジングでよい。あの内容とかアフターって原作勢はみんなご存知なんですかね?知らなかったらアレだから書かないけど…。

3D/2Dを織り交ぜたスピード表現

バスケのような高速な表現を2Dでやる場合は相当な枚数用意しないといけないが、それは確かに3Dのほうが楽ではあると思う。しかし所々にスピード表現など効果線2D表現を織り交ぜることで違和感ないマンガ表現を実現してる。これはほんとに凄い、注視しないと気付かないような部分だけど、確実に効果がある。

LZ

これはチッタで見たほうがいい。
LIVE ZOUNDによる臨場効果アップは絶対にある。
途中のOP流れるあたり。

やや説明不足?

30秒(今24秒か)とか普通に説明ないけど察せるモンなのかな?審判が急に試合を止めて手でをぐるぐるしたのが何がとか分かるもんなのか?と思ったけど、反則かどうかはどうでもいいのか。なんか悪いことしちゃったということが分かることが大事。まあ原作ファンというかバスケ好きをターゲットとしているだろうから、さほど重要ではなさそうだけど。。。

おすすめ

普通におすすめする。見といて損はない。技術的にも凄いことしてるし、アニメ作品としても良い。もちろん原作がいい(んだろう)というのもあるけど、この映画の表現方法というか、チャレンジングな内容は一見の価値があった。OPの表現からオオォと思う。原作知らん人でこうなんだから、作品好きな人(見たことある人レベルでも)はぜひ。

最後に

この記事で著者が一番言いたかったことは何でしょうか。それは僕がバスケをやっていたことがあるということです。

今年もよろしくお願いします。

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