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白い糸の刺繍【白糸刺繍】 そのなかのシュバルム刺繍とアジュール刺繍



🟧白糸刺繍に恋して、刺繍のお勉強中のみゆきです。

今日は、
自分の中であいまいな、
【シュバルム刺繍】と【アジュール刺繍】
の違いを整理したいと思います。

似ている気がして、
自分の中でいつもなんだかピンときていないのです。
スッキリさせてみたいと思います。

単純にネットでいろいろと調べてまとめました。


🟧【シュバルム刺繍】とは

🔘ドイツ、ヘッセン州 シュヴェルシュタットの伝承工芸
🔘コーラルチェーンとボタンステッチで図案の輪郭を囲み、
 その中の縦横の織り糸をががりながら模様を作る。
 柄によっては、織り糸を抜き取ることもある。
🔘自由刺繍とドロンワークを組み合わせる
🔘ドロンワークのほか、アジュール刺繍、
 フィレ刺繍の技法も使われる。

※ドロンワーク…布地にステッチをかけたり、
       部分的に抜き取った残りの縦横の織り糸をかがって、
       布地に模様を描く技法
※フィレ刺繍…粗い四角い目の網地に部分的に刺繍を施し、
       透かし模様をつくる。


🟧【アジュール刺繍】とは


🔘アジュール(Ajour)とは“透かしのはいった”というフランス語。
🔘ドイツ北部からデンマークにかけて18世紀頃はやった刺繍
🔘布の織り糸は抜かずに、布目を数えながら、
 少しきつめにかがることで、粗めの布に透かし模様を生み出す。
🔘布の織り糸を抜かずに、引き締めながらかがり模様を作るのが
 特徴。
🔘織り糸の正確なカウントが大切な技法なため、
 ハーダンガー刺繍との組み合わせも表現を豊かにさせる。 


要するに、

【シュバルム刺繍】は、

柄の輪郭をステッチで囲み、
その内側の織り糸を規則的に抜き取り
縦横の織り糸をかがりながら繊細な模様をつくる。

画像1


【アジュール刺繍】
は、

粗めの布の織り糸を抜くことはせずに、
強めにかがることで透かし模様をつくる。

画像2

ということですね。
確かに、そうでした。

作っているときは、
どちらの作品も糸を均等に引き締めながら
透かし模様を作っていたので、
とても似たものに感じていました。

振り返りと確認ができました。

🟧とにかく美しい白糸刺繍


私の白糸刺繍との出会いは、
2年前の秋ころ。

Pinterestで素敵な刺繍を見るのが好きで、
自分が美しいと感じた画像を
フォルダに整理してました。

その中で、
際だって美しい…と感じたのが、
【白糸刺繍】

とにかく、美しい。

高価なボビンレースが貴族のものとして、
誰もが使用できなかった時代に、
それと張り合うように誕生したのが、
【白糸刺繍】

美しいはずです。

その頃は、こんなに奥深いものだとは
思っていませんでした。

今学んでいる通信講座で、
様々な技法に触れる中で、
白糸刺繍にも、
種類がたくさんあることを
知りました。

ハーダンガー刺繍
ドロンワーク
カットワーク
シャドーワーク
アジュール刺繍
シュバルム刺繍
サテンステッチ

これまでに学びました。

書店で手にした
デンマークの小さな刺繍HEDEBO(ヘデボ)
この刺繍も美しく
とても興味を持っています。

その刺繍の背景を知ることで、
その魅力がより深くなりました。

この魅力が一人でも多くの人に
伝わりますように。。。

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