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星と翼を科学する

おはこんばんちわ、しろいです。

ゲーセン通いを始めて30年、主にバーチャロンシリーズやガンダムVSシリーズ、戦場の絆を遊んできました。家だとフロム系のゲーム中心に遊んでいる模様(最近のブームは仁王シリーズ)。

てなわけでタイトルの通り、早速ですが星と翼のパラドクスを中心にゲーム攻略の考え方をつらつら書いていこうと思います。

①星と翼のパラドクス(以下星翼)とは何か?

星翼はざっくりジャンル分けするとロボットアクションゲームです。
筐体のシートが動くとかで体感アトラクションの側面はあると思いますが毎試合きちんと勝敗の決着がつく対戦ゲームなんです(引き分けはあるけど)。

プレイヤーは最大8人対8人で5つあるポートを奪い合います、そのうち3つを自軍の色である青い状態にすると敵のコアのシールドが解除されダメージを与えられる状態になります(ポートの占拠については後述)。

シールドが解除されている最中に敵のコアに攻撃しにいく(いわゆるコア凸)によって敵のコアを破壊、もしくはタイムアップ時により多くコアにダメージを与えているチームが勝利します。


②勝敗のキーポイント:ポートの占拠とは何か?

ポートを占拠するにはポートの中心から一定の範囲内(マップやポート毎に範囲は異なります)に一定時間とどまり占拠ゲージを増やしていき、ゲージをフルにする事で達成されます。以下これをポート占拠と呼びます。

またその際同じポートに敵味方が入り乱れると乱戦状態でポートの踏み合いになりますがその際の占拠ルールは複雑なので別の項にて後述します。

ポートの色には三種類、三段階あり

青色:自軍のポート
白色:中立のポート
赤色:敵軍のポート

となります。白を飛ばして赤から青には変化しません、赤⇔白⇔青のように推移しますので単純に赤→青にするには白→青にする時間の倍かかります(各種スキルやロール特性(※後述します)は除く)

さて、前述の通り5つあるポートのうち青くしなければならないのは最低3つです。

と言うことは「勝敗を競う」もっと言うと「勝ちに行く」この一点にプレイの動機を絞るならば、勝ちを目指すプレイヤーの行動は「いかにポートを青くするか」「いかに青いポートを維持するか」に結びついていなければなりません。

※スコアを稼いでランクを上げてtwitterで良い顔したいプレイヤーも多い(ように見受けられる)このゲームですが私は勝敗にしか興味ないので悪しからずご理解下さいm(__)m

③ポート占拠に必要:占拠力の発揮とは?

占拠力の発揮とは以下の状態であると定義します。

・滞在ポートの占拠状態を好転させていること
・滞在ポートの占拠状態悪化を食い止めている、遅延していること

発揮例1)無人の赤ポートを青ASが踏んでいる
発揮例2)青ポートで青VG対赤VGがポートを踏み合って拮抗させている

例1はわかりやすいですよね、敵が来ない限りポートの状況は好転していきます。

例2はどちらのVGが占拠力を発揮しているでしょうか?
…答えは青ですね、赤VGの占拠を食い止めていますので「悪化を防いでいる」事になるのはお分かりかとおもいます。

これ逆の立場だったらどうでしょう?赤ポートでVG同士戦っていればそれは赤VGのみ占拠力を発揮していることにお気づきですよね。

このように一見同じような状況でも占拠が好転しないポートを踏むのは勝利条件からは遠のく行動になるのはお分かりいただけると思います。

だからと言って占拠が好転しないポートに一生行きません、という話では終わらないのがこのゲームの難しいところであり面白いところですね。

④占拠力、どう発揮?:ポート占拠のルールとロール特性

詳細は公式攻略サイトに譲ります(https://gamewith.jp/starwing/article/show/202087)が、ポート占拠に関して語るにあたりざっくり以下のような特徴があります。

▲アサルト(以下AS)
「攻めるのは任せろ」:赤ポートを白くするのが得意(他ロールの1.06倍早い)

■ヴァンガード(以下VG)
「ポート防衛、維持のかなめ」:1機でASやSP2機分の占拠力(ただし同一ポートでは重複しない)

●サポート(以下SP)
「一緒にポートを踏みましょう」:占拠力はASと変わらないが味方の占拠スピードを早める(1機につき1.03倍)

筆者の個人的な見解ですが、ASは攻めのきっかけ作り(白や限りなく白に近い赤ポートを作り出す)に向いており、VGはその白(または白に近い赤)を維持、好転させるダメ押しと青ポート防衛の主軸に、SPは双方の役割を援護し強化することに向いているといった印象です(各ロールの武装が持つ特徴はここでは割愛します)。

⑤占拠遅延とは?


例えばあるポートに青VG1機+AS1機:赤VG1機でいわゆるポートの踏み合いになったとします。この場合発揮されている占拠力は3:2で青チームが1勝っているため徐々にポートが青く染まっていきますが、占拠力の差と占拠スピードの差は一致しません。

このポートが例えば無人の状態で占拠力を10秒発揮すると占拠完了する(以下占拠ポイント:占拠Pと仮称)ポートだとします。ですが上記の踏みあいだと青VGとAS双方の占拠スピードが妨害され結果無人ポートを1人で踏むより占拠完了までが遅くなります。

では占拠遅延率を70%(公表されていないので体感です)と仮定するとこの状況では何秒でポートが青く染まるでしょうか?。

VGとASの合計2機が1秒で0.3占拠P発揮しますので10占拠Pに満ちポートが青くなるのは

10P÷0.6P=約16.7秒後

つまり無人を1人で踏むよりも約1.7倍の時間がかかることになります。

実際は敵に攻撃されてダウンしたり、被弾を避けるためにポートから足を踏み外したり、敵のマグが占拠を押し返したりするのでさらに時間がかかると思います。

またこちらは8機中2機、実に総戦力の1/4を投入していますが守る側は1機、1/8の戦力で占拠に必要な時間を1.7倍にしています。

考えるまでもなくこれはポートを攻めるより守る方が圧倒的に有利であることを示しており「勝利」という結果のためにはポートを「奪うよりも守ることが効率的」という結論になります。

⑥勝ちたい:じゃあどうするの?

ここまでで攻めるより守る方が簡単(極端な話ポート内にとどまって占拠力を発揮してさえいれば守る側は攻撃する必要すらない)で効率的ということは理解できたかと思います。

ではずっと青ポートでボーっとしていればいいのか?敵が来たら時間稼ぎだけしていればいいのか?というとそうではありません。

何故ならば敵チームにとっても同じことなので人がいる青ポートに積極的に攻め込もうとはしてこないはずです。その場合あなたが敵味方交戦中のポートに移動しなければどこかのポートが数的不利で味方が撃破され、いずれどこかの青ポート防衛に人手が回らず赤3ポートを迎えてしまいます。

とはいえ軽率に持ち場を離れ、敵にチームにとって最も効率的に攻めやすい無人ポートを作ってしまうことは避けたいところですよね。

⑦終わりに:次はどこのポートへ行く?

ここから先はチーム戦なので各ロールの構成、役割分担のお話になります。無限に話題が広がるのでいったんここまでにしましょう。

簡潔に言ってしまうとポートの優先順位は

青>白>赤

です、奪うよりも、守る。

青3ポート確保できていて、他の青ポート防衛の戦力が足りていれば帰還するのもいいでしょう。青2、白1、赤2のポート状況なら白ポートの状況次第で、優勢ならほかの青ポートから敵を追い出すのに加勢してもいいですし劣勢なら赤ポートにゆさぶりをかけて敵を釣り出し味方を間接的に支援するもよし、直接白ポートを踏みに行って占拠を有利に進めるのもいいでしょう。

全ては青ポートの維持/獲得につながる行動かどうか、自問自答していけば勝率も向上するはずです。

長文にお付き合いありがとうございました、また次回もお付き合いください。

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