テレ東音楽祭の話

2022年2月27日

2月23日の乃木坂46時間TVエンディングは17時半過ぎくらいにいったん終わったのだけれど、規制退場のアナウンスが始まるかと思っていたら、

テレ東音楽祭の中継がこのあと19時台にあるので時間の許す方は参加いただけますと、アバウトな、しかし嬉しい案内があった。

入り中継に参加できるなんて、まあ無い。しかも、いつかの全ツやこないだの仙台公演のように、ライブ本編中の入り中継ではなくて、時間を置いてからの中継だ。

テレ東音楽祭の放送日が23日と46時間TVエンディングとドン被りで一度は期待していたが、乃木坂ちゃんの出演は19時台と発表されて、分からなくなっていた。16時に開演して、このチケット料金(7800円)で3時間越えは無いだろう、じゃあ客無しで中継の体裁だけ取るのか、中継録画なのか、色々考えた末の嬉しい知らせだった。

アルノちゃんセンターの新曲「Actually...」初披露の余韻に浸りながら、テレ東音楽祭でもう一度見られる!と一人喜んでいた。

ひとつ、断っておきたいのは、この時僕は幸福と幸運に浸っていた。選抜の人選で異論が出るのは、推しへの愛情の表れだからいつものことだ。ただ、今回は異質だった。誰も頼みもしないのに、一般人の過去を暴き立てて拡散し、それで怒り出してる人たちがいるなんて、思いもしなかった。知らぬが仏という言葉がある。なまじSNSばかり眺めているから、知ったところで誰一人得しない情報に触れて、かわいさ余って憎さ百倍。親の仇か何かのように攻撃をはじめ、要らないだの何だのいう意見が出てくる。こちらは素直な感動や興奮を分かち合いたくてSNSを覗いたのが運の尽きだった。罵詈雑言の嵐は嫌でも目に入る。それがストレスでしかない。

文句言いたい人には、誰にも譲れない理屈があるのだろう。でも、それに触れたくない、ただ純粋に新しい乃木坂を心から楽しみたい人もいるのだ。石橋を叩いて渡る。疑心暗鬼で石橋を叩き壊して、ほら見ろ!ダメじゃないか!石工を告訴してやる!といきりたつようなものだ。

気にしなきゃいいでしょ?

気になるよ、そりゃ。


入り中継は19時半ごろとアナウンスがあった。会場を出て8時として、ここは幕張。終電を計算する。多分、行ける。

いや、ダメでもここにいたい。

リハは本番の1時間前から行われた。素のような、本番のようなメンバーの様子が見られるなんて、夢のようだった。真夏と梅は立ち位置と挨拶の時にどのカメラか、入念に確認する。

Seishiroさん登場。

歌無しで「Actually...」を一度、振り入れというか動きのひとつひとつを確認。

カメラワークを調整。

歌ありで通し。

微調整。歌無しで直したとこ確認。

舞台下手に今野P発見。

もう一度、歌ありで通し。

最後の挨拶を確認。リハは以上。

そのあと、ディレクターが進行を客に説明。

テレ東音楽祭のオンエアの音だけを場内に返す。ちょうどオレンジレンジの以心電信。みんなで手拍子。フェスっぽい雰囲気になる。そのあと、広瀬香美さんが、バッキバキの高音で歌い終わったら、本番。

会場で生歌で聴く「Actually...」は、鳥肌級だった。低音の響き方、アルノちゃんのビブラートの響き方が頭を揺さぶる。

当たり前だけど、カメラはまだ誰もよく知らないセンターの子をメインに絵を組み立てる。MVと違った見せ方になる。

♪アクチュアリー〜のところは

♪ンアクチュアリぃ〜と聴こえる。

それは、幸せな時間だった。



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