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楽譜集を発売しました

こんにちは。白葉くじ(X: https://twitter.com/shiroquji)です。
普段は『ゆる作曲』と称し1分程度の短いピアノ曲をX・YouTubeアップするという活動をしています。

そしてこの度10/22にソロピアノ楽譜集をリリースしました。

8月中旬に楽譜化を思い立ってから約2ヶ月経過したことになりますが、思ったことを残しておきます。

作業の進め方

普段の制作では主にDAWソフトで作曲を行なっているため、以下のような流れで楽譜化まで行うことができました。

1. DAWソフトからMIDIファイルの書き出す
2. MIDIファイルを楽譜ソフトに取り込む
3. 楽譜ソフトで音符の長さ・位置を修正
4. アクセント・スラーなどアーティキュレーションの確認

作業時間

正確に測っていませんが、1曲あたり
MIDI書き出し:10分 + 音符の修正:30分 + アーティキュレーション:20分 + 最終チェック:10分 = 1時間10分
ほどかかっていると思います。今回は24曲分作業したので、合計28時間くらいですね。

やってよかったこと

1. タスクリスト作り

まず最初にスプレッドシートにタスクリストをまとめました。タスクリストができた時点でもう半分は終わったと言っていいでしょう(過言)

2. MIDIファイルの書き出し前のクオンタイズ

DAWの演奏データには微妙なテンポの揺らぎ(人間が演奏していることに起因)がありますが、楽譜ソフトに取り込む際には邪魔な情報になります。

そのため、DAW上でクオンタイズ編集(16分音符程度で音符の縦の線を揃える)を行なってからMIDIファイルの書き出しを行いました。

3.  楽譜ソフトのショートカット

ショートカットは使う楽譜ソフトに異なるとは思いますが、以下のものは覚えて作業が楽になりました✌️

・臨時記号( ♯ ♭)をつける
・音符の長さを変える(二分/四分/八分)
・スラー、タイ
・強弱記号

やるべきだったこと

一応作業終わって振り返ってみての反省点としては、音声ファイルから楽譜を作るツールやサービスがないか調べてからやってもよかったのかな…という思いはあります。最近は無料のいいツールいっぱいあるのでね・・・

もし次回まとまった量の楽譜を作成する機会があったらその時はちゃんと調べます…多分…

その他今回の楽譜集について

なぜ24曲?

今回の楽譜集『12 Daily Sketches 』はBook 1/Book 2それぞれ12曲ずつ、合計24曲となっています。
24曲セットのピアノ曲集はクラシックではしばしば見られます。

例を挙げると

・平均律クラヴィーア曲集/バッハ
・前奏曲/ショパン
・前奏曲/ドビュッシー

などはクラシック好きの方には馴染み深いかもしれません。
それに倣ってというと烏滸がましいですが、今回は24曲の曲集にしました。

楽譜集を売る意味

最後に、今回この楽譜集を作った目的のお話。目的としてはこれまで作ってきた曲を「形」にしたかったからということになります。

でも音楽にもいろんな形がありますよね

・メッセージを主張する音楽(聴く)
・BGMとして流す音楽(聞く)
・自分で演奏する音楽(弾く)

自分で演奏することで曲への理解が深まり、より作品が好きになったという体験がありました。
そんな体験のきっかけとして楽譜という形が最適だと思っています。

また最近の音楽の聴き手の傾向として、聞いて終わりではなく、コメントや「弾いてみた」動画などの何かの発信行動をする点が特徴的だと感じています。

じつは幸運なことにXフォロワーの方に自作曲を弾いていただいく機会が度々あり、それが大変嬉しかったです。

そのような方に(今回の楽譜集に限らず)今後も楽譜を届けられたらいいなと思っています。




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