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備えあれば憂いなし

かつて、千葉県に住んでいた。
あの日は、避難訓練の予定が組まれていて、みんな訓練するものだと思っていたのは間違いない。

授業中、不意に気になり外を見ると、木々が遠くの方から揺れ、こちらへ向かってくる。

強風?と、思った次の瞬間、それまでの人生で一番強い揺れを感じた。
訓練に備えていたから、すぐにみんな机の下へ。

その時に体験したのが、1987年に起きた、千葉県東方沖地震である。

当時の震度は、現在の震度とは基準が違いました。
今の分類方法だと、広い範囲で震度6弱に相当する地震が起きていたものと考えられています。

日本という国に住んでいる以上、いつ大きな地震に遭遇するか、噴火に巻き込まれるか、わかりません。
日頃から備えている人間にとって、今の状態はいつもと変わらない日常です。

日頃から備えていない方が、巨大地震注意を受けて慌てて水をまとめ買いしたりしているのだと思います。

来る時は来るんだから、仕方がないよ。
と、何も備えない人がいても良いと思います。
生き方や、選択は自由ですから。

ただ、一つ想像して欲しいことがあります。

備えていない人が、備えている人に助けられるかもしれない、と、いうこと。
その時に、ああ、備えておけばよかった…
と、思っても、もう遅い、ということ。

備えていなかった人が、備えていた人から奪い取るような状況が生まれたら、目も当てられない。
せめて自分の命は、自分で繋ぐ努力をしてくださいね。
と、いうことだと思うんですよ。

あくまでもわたしの考えです。

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