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キルキルイキル 卓通過後感想等

むつーさんが弟子であるシャオさんKPによって配信されると知り、自分で行かないと見れないなと回った便乗組ではありますが、結果としてめちゃくちゃ行ってよかった

過去の卓でボロ泣きしたことがまだなかった中で、初めてボロ泣きしました。
(KPしてくれた方も相方として一緒に回ってくれたPLさんも初対面だというのに…)

そのせいかアフターストーリーを妄想するに至ってそれを吐き出したいがためにnoteはじめました(笑)

※まだ行ったことなくて回る予定だよって方は以下は読まないでください。




読める人ですね?



大丈夫ですね?


ではまず感想から…!




RP絶賛修行中の私。
いざ始まってもなかなかキャラを自分の中に降ろすことができないことがしばしば…💦
初対面の人しかいない中でやや緊張気味。

そんな中、始まったキルキルは相方がぽやぽやした感じの性格で絡みやすかった。
めちゃめちゃ助かった。
しかし今回私が情緒を崩すまでに至った最大の要因だったように今なら思える。
自分のキャラはつっこみ側としてすんなりキャラを降ろすことに成功したのだった。

相方さんのPCのれいちゃんはガラス細工を作る子で、自分のPCの文映(ふみえ)は見習い劇団員。
お金が無いこともあり2人でルームシェアをはじめたというのが最初の設定だ。

マイペースそうなれいちゃんとしっかりしてそうな文映とでシェアハウス生活の延長のような感じで探索が進んでいく。

しかし実際の結果としては真逆をいく2人という、なんとも言い難い噛み合い具合をした。

ひとまず、りんごジュースをお供に茶碗でカレーライスを食べ、プリンも食べて、探索は『やべぇヤツが物取りに入ったのでは…?』とあちこちを手分けしつつ探す感じとなった。
フライパンを構えつつ水場の扉を開けたりと、楽しく進んでいた。

しかし無情にも部屋の崩壊が進んで行った。
分からないことだらけだった。

私は僅差で"体側"となった。

体側に与えられる情報からの認識は
『自分が友人の死を受け入れられずに、友人を新たな人格として生み出した』
ということ。

そしてれいちゃんは言う。
『自分はもういい』
『ほんとは死んでるはずなのにこんなに長く生きられたんだからもういいよ』

文映はとても悩んだ。
『自分のわがままで勝手に生み出して、これ以上私ばかりわがままを言うわけにはいかない』
そう思う反面、
『自分のわがままで勝手に生み出しておいて、また消されてしまうなんて…そんな酷い話があっていいわけが無い』

でも悩んでいるのは文映だけだったように感じる。
それくらいれいちゃんの意思は変わらないようだった。

思い残すことややり残したことを何度も聞いた。

れいちゃんは飾り棚に自分が作ったガラス細工の作品を飾って欲しいこととプリンをそなえてほしいと言った。
かためのプリンが好みだとも。

この先どうするかは決まった。
しかし、文映はまた躊躇した。
苦しんで欲しくないと。

しかしれいちゃんの決意はゆらがなかった。
自分が作ったガラス細工のユニコーンの置物をれいちゃんが握りしめた。
文映は1人で死なせたくなくて、その握る手に自分の手を添えた。

そうして文映は1人生き残ってしまった。
脳がれいちゃんと入れ替わっていることなど露ほども知らないままに。



終わった感想として
このシナリオエグいな…
だった。(笑)

そして裏を返すと、れいちゃんは伝えるべき情報だけを選別して伝えていたしっかり者だった。
文映は最後まで真相には気がつけずれいちゃんに守られてシナリオが終わったのだ。
なんだこの二人は…なんだこの二人は…!(情緒崩壊)

私だけ最後の方ずっとボロ泣きしてました…お2人にはほんと…すみませんでした…(  ¯꒳¯̥̥  )︎

文映は退院後、速攻で山に行きタイムカプセルを探しました。
そして、れいちゃんの 制作:ガラス細工 を受け継いで生きています。
1人になったあとの生活の傍らにはずっとれいちゃんがいることだと思います。
プリンは市販のものでは満足出来ない可能性にまでいたり、自作するようになるでしょう。
そんなアフターストーリーを妄想したので以下にぶん投げて終わろうと思います。

最後に、同卓していただいた御二方に最大の感謝を…!!
ありがとうございました☺




「今日は結構上手くできたと思うよ」

そう言いながら彼女は部屋の隅に置かれた飾り棚に、丁寧に盛り付けたプリンを置いた。
ことりと置かれたそのプリンは、かための仕上がりなのか控えめに揺れて止まる。

その飾り棚には、少女2人が笑顔で写る写真の入った写真立てと、それを挟むように2体のフェルト人形が立て掛けられている。
2粒の石の欠片と、そばに置かれたガラス細工に陽の光が差し込みキラキラと輝いていた。

プリンが似つかわしくないと感じるかもしれない…彼女以外は。

「それじゃあ…いってくるね」

部屋に向かって、彼女はそう笑いかける。
彼女以外に誰も居ない、そんな部屋に。

ガチャリと鍵が閉まり、コツコツと彼女の足音は遠のいて行く。

彼女はこれからも生きていく。
彼女の一部が彼女であることを知らないまま…。