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JGarden49参加レポート

こんにちは、アールワークスのシロジです。

2020年10月18日、一年ぶりの!J庭にサークル参加しました。
感染症対策もあっていつもと違う雰囲気だったので、記録としてレポートを残しておきます。

1.前回は中止

J.GARDENとは、創作JUNE、BL作品中心の同人誌即売会です。
主としてJUNE、BL系作品が好きな人が集まり、自作の漫画、小説等、同人誌の展示販売を通じて交流を持っています。

JGarden48は今年の4月5日でしたが、イベント自粛要請のため中止でした。

つまり、実質の前回開催は2019年10月の47。
くり返しますが、一年ぶりの「リアル」Jガーデンなんです。
35からずっと参加しつづけていたので、半年に一度のサイクルが身につきつつありました。J庭メインの同人活動だったので、前回の中止で途方に暮れていました。
実際の規模は予定の1/3以下ですが、もう開催というだけで感無量なのです。

2.参加準備

①憧れの2スペース

まず感染症対策ということで、1スペースに椅子が1脚となりました。
アールワークスはシロジとクロエの2人サークルです。
それならということで、思いきって2スペースとってみました。前から一度やってみたかったんですよね。
二次のイメージだと、搬入数の多い大手さんの専売特許っていう感じだったんですけど、J庭で「スペースをゆったり使って効果的なディスプレイをするため」っていうサークルさんと出会って、そういうのもありなんだ……と目からウロコ体験をしていたもので。
万一中止になっても、2スぺぶんの参加費を寄付できると思えばちょっとリッチな気分です。

感染症対策ですが、いろいろ参考にしつつ以下のようになりました。

②見本誌代わりの机上ポスター(QRコード付き)

見本誌を手に取るのもためらわれる方がいらっしゃると思うので、いろいろ考えてこうなりました。

jg49_看板イメージ1

jg49_看板イメージ2

リンク先はnoteです。まあ結局見本誌も置くことにしましたけどね。

③消毒対策

ご案内キャラは蔵書表シリーズの近衛と冬馬で。
机上にキャラのイラストをムダに増やせるので、設置するほうは楽しいですね。
という程度のものだと思うので、念のためという感じ。気にする人は自分で携帯してる気もするし。

④コイントレー

お会計用とおつり用。ご案内キャラは蔵書表シリーズの万尋と吉野で。

Twitterで見かけたアイデアがよさそうと思ってアレンジしてます。

元ツイはスナップボタンを使ってますが、工作する時間と元気がなくてダブルクリップになりました……
クリップのレバーがジャマだったので外してます。つけるのと外すのが少し面倒かな。素直にスナップボタンつけろって話ですが。
会計用とおつり用でキャラ2人アピールできると思えば、今後定着してもいい文化かも。

⑤頒布物個包装

感染防止っていうより、アルコール消毒後に本を触るとシミとかついちゃうかなあっていう程度で……なので口は閉じてません。もともと特殊装丁本が多くて、保護のためOPP袋に入れること自体はサークル的にもよくあることなので。

⑥無料配布冊子

新刊は……本当に迷ったんですが、前回のJ庭合わせで作った本をまだ一度もリアルイベントで頒布していなかったため、それを新刊とすることに。
とはいえ、通販で購入された方もおられるので、完全初出しとして無料配布冊子を用意することにしました。8ページ、自宅プリンタで出力。

なにがなんでも「新しいもの」を用意したかったのです。

3.当日

①入場時

体調悪くなったり例のアプリから通知来たりしないだろうか、とドキドキしながら当日を迎えました。前日がすごい雨だったので、晴れて本当によかったです。

サークルチケットの裏に連絡先を記載して渡し、検温のあとにリストバンドをつけてもらい入場。
机の間隔は人が通れるくらい空いていて、お誕生日席も机2つぶん。

いつもより薄めのガーデンガイド、応援も込めて購入しました。
募金やクリアファイル購入でも支援できるのがありがたい!

②アールワークスのスペース

初めての2スぺでしたが……すっごい快適!!

机同士の間隔が広かったのもありますが、机ひとつ丸々自分たちの好きにできるという開放感がすばらしかったです。離れて座れるし、ポスタースタンド倒す心配もないし。
お誕生日席ということもあって、お隣さんがいないほうに「レジ」を作ってみました(向かって左側)。

コイントレーは自作ながら、写真撮っていかれる方もいらしてなかなかいい手応え。
他のサークルさんも9割方コイントレーを使ってらして、もうすでに定着しつつある気がします。手渡しよりも落ちついてお金のやり取りができるので、ばたつきがちな即売会ではいいほうの新常識になるかも。やりようによってはキャラやカプのアピールもできるし、一石二鳥!

「頒布物一覧を掲示し、ほしい本の番号を言ってもらってこちらから在庫を出す」方法は、レジアプリとの連動でなかなかスムーズにいったと思います。レジアプリで番号と金額を一度に確認できるので。
以前もやったことあるんですが、在庫がもうないと思われたりこちらの意図が伝わらないことが多くて、うまくいきませんでした。でも今は参加者みんなが「そういうパターンもある」って考えながらスペースを回ってるので、今までと違ってもちょっと手間でも、協力してくれる感じがあります。

③人出(印象)

9月半ばに赤ブーのイベントに参加したのですが、なんとなくまだ閑散とした感じだったんですよ。
青海棟と南ホールでは人口密度もちがうでしょうから単純比較はできないのですけど、体感として「人増えた!」というのが印象です。
壁サークルの横だったのもあって、列ができるほど人がいるんだ……という感慨がありました。

欠席サークルもそれなりに見られましたが、なにより買い手の熱がすごかった気がします。
重いのであまり数を持ち込まない(それでも普段は余る)既刊が、一時間半で持ち込み分完売したのは驚きました。後半いらした皆さん、申し訳ありません……

どうも「読み応えのある」「紙の本」をお求めの方が多かったようで……
うちへ来たときにはすでにかなりの戦利品を抱えている方もいらして、皆さんの「飢え」を感じました。
かく言う自分も、目に留まった本を軽率にほいほい買ってましたけどね!

そうそう、机上のQRコードですが、実際に自分が購入する側になると、「QRコードか……読み取るのめんどくさいな、ええい買ってしまえ!」ってなって、一度も使いませんでした……目に留まった時点でもう半分くらい買うこと決まってますからね。中が見られなかったらそのまま買っちゃいますよね。
うちは結局見本誌(ビニールカバーあり)も合わせて置いたのですが、圧倒的にその見本誌を見て買っていかれる方が多くて、QRコードは少数派でした。そもそも手にしないと伝わらない特殊装丁なので……

目についた本を「とりあえず買ってから考える」って、生のイベント限定テンションですよね。通販だと総額見て我に返ったりしますもんね。

余るかなと思っていたプリンタ出力の無配本も、全部もらわれていきました。ありがたいですが、率直な感想↓

4.次回は一年後

今回これだけ盛り上がったのだから、春はもっと……と思っていたら、そうでしたオリンピックがあったのでした……
会場が確保できないため、次回は来年の五輪後の秋になるそうです。
2年連続で年1回開催ということですね。
残念だけど仕方ない、仕方ないけど残念……

イベントきっかけで始めたサークルとしては、イベントの有無って創作の意欲に直結するので、ホントに今後の活動どうしよう……というところまできています。
本を作るのはやぶさかではないけれども、作ったところで在庫が増えていくだけだし、明確な締め切りがないというモチベーションの問題もある。一年後って具体的な目標にするにはちょっと遠いんですよね。しかも、日時もそのときの社会情勢もわからないわけで。個人商店と同じで、活動自体をやめてしまうサークルさんも多くなりそう。

それに、今回のイベントも実は「参加できなかった」人のほうが多かったことを忘れちゃいけないと思います。
自分の友人知人だけでも、「持病がある」「高齢者と同居している」「地方から東京に行くのは抵抗がある/禁止されている」「職場の関係者が感染してPCR検査結果待ち」とさまざまな理由で来られなかった人がいます。
参加予定で準備万端でも、当日朝に調子が悪かったら欠席せざるをえない状況では、最初から「念のため」やめておこうという意識もはたらくでしょう。
これにコロナ禍絡みで「漠然と不安」「抑うつ状態」「経済的に余裕がない」などの理由もあると考えたら、やっぱり人出は通常より相当少なくなってるはず。

この一年で、自分が「参加しない側」に回らないとは言いきれないんですよね。自分じゃなくても、好きなサークルさんかもしれない。いつも来てくれる常連さんかもしれない。

あたりまえに同人誌即売会へ行ける日常が戻ってくるのは、もうしばらく先のようです。
というのを改めて感じたイベントでもありました。

来年以降の「あたりまえ」のために、できることを少しずつやっていきたいですね。

5.お知らせ

年内最後のリアルイベント参加は、文学フリマ東京です。また2スペで参戦します。新刊もあります(!)

その後にはテキレボEX2もあります。いろんな企画にも参加したいですね。

PDF版を含む通販は、BOOTHでどうぞ。

ちなみに今回の無配はwebで公開しています。続編はレスポンスしだいということで……

諸々、よろしくお願いします。

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