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Kojiki-Japanese myths 2

 じゃ、古事記の続きをかくよ。


 天地が初めて開けたときな、タカマノハラにいた神様はアメノミナカヌシノカミね。漢字があるけどカタカナでかいてくわ。次がタカミムスヒノカミ。次がカミムスヒノカミ。この3人の神様はみんな独身。で、身を隠した。


 次に国が若くてさ、浮いた脂のようなとき。まあ家系ラーメンのスープみたいなもんじゃない? クラゲみたいにふわふわしてるときにさ、葦の芽のように萌えあがって生まれた神様がウマシアシカビヒコヂノカミ。次にアメノトコタチノカミ。こいつらも独身ね。で、やっぱ身を隠した。どこへ行ったんだろうな。
 5人神様が出てきたろ? 五柱の神だ。別天つ神。コトアマツカミだ。天つ神のなかでも特別なんだ。


 次はクニノトコタチノカミが生まれた。その次はトヨクモノノカミ。こいつらも独身。独身多いねー。気楽だしいいのかもな。
 で、次々と生まれたんだ。ウヒヂコノカミ、イモスヒヂコノカミ、ツノグヒノカミ、イモイクグヒノカミ、オホトノヂノカミ、イモオホトノベノカミ、オモダルノカミ、イモアヤカシコネノカミ。そして、イザナキノカミ、イモイザナミノカミ。
 イモ、は妹のことだ。こいつらはあとでSEXするよ。近親相姦だって? 世界各地の創世神話はそんなのばっかだよ。いまもそういうジャンルのコンテンツは人気だろ?
 エジプトにユダヤ、インドのリグ・ヴェーダ、イラン。ゲルマンにケルトにイヌイット。興味がわいたらそのへんの創世神話を調べてみたらいい。
 神様が12人出てきたよね。神世七代って言うんだ。カミヨナナヨね。つまり、ウヒヂコノカミ、イモスヒヂコノカミやイザナキノカミ、イモイザナミノカミは男女で、あわせて一代、ってことなんだ。5組カップルが出てきただろ。5組のカップル+クニノトコタチノカミとトヨクモノノカミで神世七世。覚えておくといい。


 俺はこの話の語り部だ。名前はそうだな、SYROでいいよ。シロね。Aphex Twinのアルバムであんだよ、SYROって。こっちはサイロだけどね。SYROってシリアの、って意味もあるらしいよ。Syro-Malabar Catholic Churchって教会もインドにある。あ、話が脱線しちゃった。


 写真が本文とあんま関係ないって? 俺の話を文字に起こすやつがいるんだよ。そいつの趣味だ。
 古事記ももともと稗田阿礼ってやつが言ったことを太安万侶が文字に起こしたんだ。ひえだのあれ、とおおのやすまろ、な。
 稗田阿礼は女だったいう説もあるよ。舎人だから普通男なんだけどね。民俗学者の柳田國男とかが言ってたみたいだ。
 その根拠として稗田氏はアメノウズメを始祖とする猿女君と同族であり、猿女君は巫女や女孺として朝廷に仕える一族で、アレは巫女の呼称であるということがある、だって。Wikipediaにあったよ。
 梅原猛が古事記の大胆で無遠慮な書き方や年齢などから稗田阿礼は藤原不比等の別名ではないかとの説を唱えている、てのもあるな。藤原不比等は飛鳥時代から奈良時代初期にかけての公卿で藤原鎌足の次男だ。ふじわらのふひと、って読む。


 あ、文字起こしてるやつの子どもがまたいたずらしてるよ。こいつってただの主婦だからな。2歳の娘さんがいる。可愛いよ。あー、コップの水をPCテーブルにぶちまけてえらいことだ。
 古事記の続きはまた次回な。こいつは女だけど俺は男だ。稗田阿礼と太安万侶とあべこべだね。ま、稗田阿礼が女っていうのも憶測だけどね。じゃ、またな。




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