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New testament 6

前回までのあらすじ:
なんやかんやあってイエスは山上で教え始めた。


「心の貧しいものは幸いです。天の御国はその人たちの
ものだから。

あとはちょっと聖書見て。長いから」


ーーイエスがこれらの言葉を語り終えると群衆はその
教えに驚いた。というのはイエスが律法学者たちのようではなく
権威あるもののように教えたからである。
イエスが山から降りてくると多くの群衆がイエスに従った。
めっちゃカリスマ。するとツァラアトに冒された人が来た。
ちなみにツァラアトはヘブライ語でライ病のことである。
ハンセン病だ。これは抗酸菌の一種であるライ菌
の皮膚のマクロファージ内寄生および末梢神経細胞内寄生によって
引き起こされる感染症である。皮膚とかぼこぼこになる。
ハンセン病は古くから世界の各地に存在していた病気だ。
多くの古文書や宗教にハンセン病を思わせる記述が残されている。
奈良時代に成立した日本書紀にも白癩(びゃくらい・しらはたけ)という
言葉が出てくる。これは現在のハンセン病ではないかとされている。
令義解(りょうのぎげ)は833年(天長10年)に淳和天皇の勅により
右大臣清原夏野を総裁として、文章博士菅原清公ら12人によって
撰集された律令の解説書である。これには
「悪疾所謂白癩、此病有虫食五臓。或眉睫堕落或鼻柱崩壊、
或語声嘶変或支節解落也、亦能注染於傍人。故不可与人同床也。」
という具体的な症状が出てくる。ただし、ハンセン病以外の皮膚病を
含んでいるという可能性も指摘されている。


ーー話が脱線したがそのツァラアトに冒された人が言った。


「主よ。お心ひとつで私を清くしていただけます」


イエスは手を伸ばして、彼に触り


「私の心だ。清くなれ」


と言った。


するとすぐに彼のツァラアト、すなわちハンセン病はきよめられた。
半端ねえなイエス……。イエスは彼に言った。


「気をつけて誰にも話さないようにしなさい。ただ、人々への証しの
ために行って自分を祭司に見せなさい。そしてモーセの命じた供え物を
捧げなさい」


モーセはあの十戒のモーセだ。海が割れるやつだ。珍島物語ではないぞ。
次回は旧約聖書も絡めてかく。たぶん。続く。



※画像は本文と関係ありません。たぶん。

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