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Kojiki-Japanese myths 6

「さーて今回もさくさく古事記かいていこっぜ」
「はあ……てか読者いるんかな……」
「すこしはいるんじゃねーの?てかお前も大変だな。
旦那さんと2歳の娘さんが寝静まった頃に起きて
リビングのPCで小説だの詩だのかいてんだろ?
暗いっていうかよくやるよな」
「し、仕方ないじゃん。昼間は結構忙しいし……
とくに連休とかあると」
「俺はお前のこといつも見てるよ……?」
「えっやだ……」
「……お前毎度のことながら自分でかいてて虚しくなん
ねーの?」
「……いいじゃん、べつに……」
「まあ俺もイケメンバンドマンだしな」
「え?そんな設定だっけ」
「そーそー。Oswald’sのヴォーカルね。ギターも弾く」
「あ〜これね。タイトル+syromidで検索すると小説や詩に
とぶやつね」
「お前って本当に暗いな」
「ううう……」


えーと、さてさて前回は古事記の概要をすこし話したよねー。
今回は本編の続きといくか。
イザナキとイザナミは水蛭子と淡島っていう子を生んだじゃん。
でも出来損ないだから水に流しちゃったりするわけ。
そこが神話の残酷だったりするところだな。もっと何か深い
意味や考察もあるんだろうけどね。ちなみに水蛭子……ひるこ、は
のちのち恵比須様になって信仰の対象になるんだ。
よくえびす像とか見かけるだろ?あれね。蛭子さんって
漫画家もいるしね。恵比須様は七福神の一人だね。
恵比寿、大黒天、福禄寿、毘沙門天、布袋、寿老人、弁才天が
七福神だ。七福神のルーツはね、いろいろあるよ。
インドのヒンドゥー教の神である大黒を台所の神として祀ることは
最澄が比叡山で始めたことで、それが徐々に民間に広まったという。
これが民間において日本の土着信仰の神である恵比寿とセットで信仰
されるようになった歴史的な経緯はよくわかっていない、ってのも
ある。あとは中国の八仙起源説ってやつもあってさ。
中国では七福神と似た八仙(八福神)と呼ばれるものがあったらしいんだ。
古代は仏教なんかもインドから中国を経て日本に輸入されたり
してるからね。いろんなカルチャーや言葉もだ。お盆や旦那、なども
もともとサンスクリット語なんだよ。古代インドの言葉だ。
お盆はullambana、ウラムバナね。お盆は正式には
盂蘭盆っていうんだよ。うらぼん、ね。裏本じゃないぜ?
旦那もサンスクリット語のダーナ、からきている。
このダーナが西洋に行ってdonor、ドナーになった。
今度はそれが日本に入ってきてドナー、臓器提供者に
なった。やーすごいね。世界は繋がっているんだな。
馬鹿や金比羅もサンスクリット語だ。この話は長く
なるな。興味があるなら各々で調べてね。この話って
こんなのばっかだな。ちなみにダーナは布施のことだよ。


「SYRO、古事記の話してないじゃん。今回は
大八島の生成編じゃなかったの?」
「あ、わりーわりー。つい話が脱線しちゃうね。
でも人生だってそうだろ?いつも決まったレールのうえを
走るなんてつまらないじゃん。めちゃくちゃ雑な運転でさ、
でも自分だけのやり方で新しい道を拓いていくんだ。
そのほうが絶対楽しいぜ。人真似なんかつまらないじゃん。
俺のあとに道は出来るんだ」
「高村光太郎かよ」


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