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Distance

君には何回も好きだと言ったけど 
口にするたび、その言葉は軽くなっていく
もっといい言葉はないのかな
この僕の感情は世界にひとつだけのものなのに

何度言っても言い足りない
君のことが好きだ
君の魂の輪郭をなぞって
描線を夜空に放り投げて
くるくると弧を描いて廻って
何処か遠くへ消えていく

僕達を隔てているものは本当は何もない筈なのに
距離なんて本当はない筈なのに

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