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とっても不穏な兎と亀。3/5

一方家族に迫っていた小さな影は今、兎の家族を訪ねていた。

ー兎の妻ー
家に訪ねてきた小さな亀。
この亀は、いま夫が危険に晒されているという。
そのあと亀は一言「着いてきて」とだけ言い、薄暗いトンネルの中に連れてこさされた。
すると急に意識が遠くなった。
しかし亀が放った「あとは兎だけ」は聞き逃さなかった。

ー兎ー
どれほどの時間走っているのだろう。
何回この景色を見たのだろう。
辺りは真っ暗になり、足の感覚はもう無い。


次回の更新はは8月3日(木)です!

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