背徳的な楽しみ。チョコレートを纏ったビスケットを頬張るわたしを、「昨日、糖質オフマフィンを作ったワタシ」が見つめている。満月だから、仕方ないですよ、と全くよく分からない理由をつけて、満遍の笑みでいただく。背徳的って言葉が纏う空気も甘美だな、と思いながら。もう一枚に手を伸ばす、夜。
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