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猟罪図鑑公式設定集から金世佳インタビュー

Q1:杜城はどんな人だと思いますか?
A:正義感のとても強い、非常に正義感にあふれる人。
Q2:キーワードは「正義」ということですが、杜城という役柄は想像していたものと違いましたか?
A:始めは彼を普通の警察官だと思っていたけれど、今は彼を強烈な正義漢、そしてとても正直な警察官だと感じています。
Q3:杜城の正義感の強さは、彼にとってプラスでしょうか?それとも、視聴者にとって彼のキャラクターを理解しにくくしていると思いますか?
A:これは見る人によって違うと思います。ある人は、警察は派出所の警官のように堅実であるべきと考えるだろうし、ある人は刑事はもう少しミステリアスなものであるべきだというかもしれないし、ともあれ彼は刑事なので、このドラマでは絶対的にポジティブな、前向きで晴れやかな警察像を表現したいと思っています。
Q4:事件を解決していく過程で杜城の鋭い観察力と高い知性を見てとれるのですが、そういった面で何か特別な設計をされたのでしょうか?
A:いいえ。沈翊は肖像画の責任者で彼にはその方面の天賦の才があります。そして私が演じる杜城は警察官として最も基本的な技能をもっていて、そしてそれが非常に優れている。私がやりたかったのは、私たち普通の警察官が職業技能をすべて発揮することです。
Q5:ご自分と杜城と、どこか似ているところはありますか?
A:とても楽天的なところは一緒だと思います。
Q6:あなた自身にあるこうした資質が登場人物を形作るのに役立つと思いますか?
A:実際、私たちのドラマで最も重要なのは事件であり、それは私がどうこうではなくて、事件・容疑者・被害者に対する杜城の見解です。それは人と人の関係のなかにあると思います。

Q7:ドラマの中での事件や人間関係に触れましたが、どの事件が一番印象深いですか?
A:一番目の美容整形の事件ですね。曖昧模糊として猟奇的な感じもあって、この案件は人を惹きつけます。
Q8:人間関係で最も印象に残ったのは?
A:人物の感情の関わりはどれも痛ましいと思います。例えばDVを受けた二人の女性が友人になり、一緒にDV夫を制裁しようとする事件とか。
Q9:この事件に関して言えば、二人の女性は裁判に訴えるのではなく、彼女たちのやり方で暴力をふるった人を罰するのですが、杜城の視点から見ると彼女たちのやり方をあなたは理解できると思いますか?
A:杜城はおそらく理解するだろうと思います。私たちがニュースを聞いたり見たりするとき、そんなことができるのか?と思うかもしれないけれど、警察からすると、そういうことに直面するのが仕事で、いつものことで、彼らは私たちよりも人間の暗い面、人間性の闇をよく知っていて、普通の人が生活のなかで触れることのないものをよく知っています。
Q10:今、とても痛ましい感情という話がありましたが、杜城にとって、彼と雷一斐の間の感情も痛ましいものだと思います。雷一斐は杜城にとって、どんな意味をもつ存在かお話しいただけますか?
A:私が思うに、雷一斐は杜城の人生のなかでとても重要な一人です。つまり、年若く混乱していてどうしていいかわからない時期、雷のような人に出会った。その人は人格の魅力で進路を示してくれるような人物で。彼を自分のアイドルのように思い、尊敬して、彼に対して友情ではなく家族愛でもなく、愛情でもない、特別な感情を抱くでしょう。

Q11:あなた(杜城)と沈翊は雷一斐のおかげでパートナーになりましたが、雷は杜城の沈翊に対する偏見や固定観念を引き起こす元だと思いますか?
A:これは理由があるはずで、多くの場合、彼の怒りは沈翊に向けられているのではなく、彼が犯した間違い、人生の後悔、そして自分自身の無力に向けられているのではないかと思います。
Q12:杜城と沈翊の関係は最終的に、どう具体的に変化して、彼らはパートナーになったんでしょうか?
A:うん、事件が進むにつれて二人はお互いをより理解しあってパートナーになったんです。兵役についている人や、あるいは一緒にサッカーをするチームメイトたちのように、同じ困難同じ危険に一緒に直面して、とても深い感情を抱くように。
Q13:彼らの関係が良くなったということは、すなわち杜城も彼自身と和解してこの問題を完全に手放したということでしょうか?
A:時には何を信じるかではなく、信じたいかが重要になります。私が思うに、杜城はゆっくり成熟していって、心のなかでハッキリとこの件と沈翊は何の関係もない、とわかっています。
Q14:物語を通してもっとも輝かしい瞬間はいつだと思いますか?
A:警察署では杜城はずっととてもキラキラしています。なんでもできるからね。
Q15:もっとも残念なことは何だと思いますか?
A:残念なことはたくさんあって、たとえば沈翊が海に突き落とされたり、雷一斐の死だったり、事件に関する多くのこと。
Q16:ドラマで刑事を演じて、刑事というキャラクターはみんな実際によく耳にするし、親しみのあるキャラで、体力も凄いですよね。ドラマでは追跡する場面もありますが肉体的な面では試練になりましたか?
A:かなりの体力勝負です。走り回るし、階段を駆け上がるわ、いろんなシーンがある。撮影の次の日は全身が痛いです。
Q17:もし杜城に言葉をかけるなら何て言います?
A:お疲れ様です。
Q18:刑監督との仕事は初めてですか?
A:はい。彼はとても真剣で、慎重で、かつ完璧な美しさを追求する人だと思いました。
Q19:檀健次とも初めての共演ですよね?
A:はい。初めて。うまく協力してますよ。
Q20:性格は似てますか?
A:私はいくらか年上だし、性格が似ているとは思わないけれど、意気投合しています。
Q21:撮影の時、印象深かった場面やセリフはありましたか?あるいは意外だった物とか。
A:いろんなスタイルの絵があって、筆もいろいろあって、絵を描く道具の多彩さですね。
Q22:ドラマをデザインしていくうえでどんな点を意識しましたか?
A:普通の人ということです。警察官も普通の人間ですから。
Q23:腕時計にはなにか特別な意味がありますか?
A:腕時計は非常に大事な小道具でした。私(杜城)の身元(家族の経済状況など)を表わしていたし、ナイフを振り回す悪漢と対峙するのにも使ったし、最後はとても重要な、真相への突破口、大事な証拠品でしたから。
Q24:初めて台本を読んだときはどんな作品だと思いましたか?
A:ちょっと目新しい感じです。
Q25:目新しさ?どの辺りが?
A:事件も比較的珍しいし、登場人物の情感もよくあるケースとは違うし。
Q26:撮影前に、あなたはシュミレーション肖像画家という職業を知っていましたか?
A:大雑把には知っていたけれど、具体的に詳しくはありませんでした。今は知ってるつもりです。
Q27:シュミレーション肖像画家とはなにか、ちょっと説明してもらえますか?
A:誰かの説明を通して、説明されている人物の外見を復元しようと試みる人です。


インタビュー記事の原文は、猎罪图鉴 官方原画影像设定集に掲載されています。

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