農地を守る強力ツール電気柵を使いこなせ!!実力はいかに!?(2/2)#12
こんにちは。
私は道東を活動拠点に野生動物対策に取り組んでいます。
今日の話は、 "電気柵” の効果についてその2です。
電気柵の効果が可視化された実例をご紹介しようと思います!
電気柵は侵入防止に高い効果を発揮する!、しかもその効果は継続する、疑似体験して頂くことで、実感して頂けるでしょう。
獣害対策で成果をあげるため、電気柵を使いこなしましょう!
事例1:ひまわり畑でシカの侵入を防ぐ
電気柵を使ってシカの侵入を防いだ、電気柵を外したらこんな状態になった、しっかり電気柵は効いたという事例です。
①シカの食害を受けたひまわり畑
場所はとある観光目的のひまわり畑です。シカに食べられてしまって、ひまわりが開花しない、とても困っていると連絡を頂きました。
さっそく現地を見に行くと、畑はシカの足跡だらけ、開花しているのは全株の数パーセント以下、酷い有様です。
シカはひまわりの花茎を食べている様子でした。
この畑では、1回目は7月下旬、2回目は9月下旬に行うイベント向けに、ひまわりを年2回栽培しています。1回目はダメだったけど、9月下旬のイベントにひまわりは欠かせないので、何とか次は咲かせたいという要望でした。
②電気柵の設置
そこでひまわり畑を守るために採用したのが ”電気柵” です。
畑のまわりに4段のシカ用電気柵をぐるっと一周、距離は約1.6㎞です。
ひまわりを狙って畑に侵入するシカを電気柵を使って撃退する、そんな作戦です。
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