秩父神社

こんにちは白山大地です。
 秩父神社にお参りしてきました。ここは、埼玉県秩父市に鎮座する神社で、ご祭神は、八意思兼命(やごころおもいかねのみこと)と知知夫彦命(ちちぶひこのみこと)、北辰妙見として天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)などです。
  知知夫彦命は、八意思兼命の10世の子孫とされ、武蔵国北西部の知知夫国の国造(くにのみやつこ)でした。
 この神社の御神体山は、背後にそびえる武甲山と思われ、近くにある今宮神社の竜神池から水神様をお迎えしての、夜祭り(秩父夜祭り)は、有名です。
 今回、ここでご縁をいただいたのは、末社の「禍津日社(まがつひしゃ)」でした。禍津日神(まがつひのかみ)がお祀りされています。ここは、境内の一角を流れる小川の、柞の禊川(ならのみそぎがわ)の前にひっさりと佇んであり、お参りする人は多くありません。禍津という名前で敬遠されるのかもしれません。
 もっとも、それも無理のないことかもしれません。この神様は、イザナギノミコトが黄泉の国から帰ってきて、禊をして生まれたとされ、平田篤胤は、この神を善の神としましたが、本居宣長は悪神としたようです。
 私は、この神様は、瀬織津姫の神だと思います。瀬織津姫の神は、禍津(災厄)を祓う神ですが、同時に災厄を引き寄せる神でもあります。もちろん、必要があるから災厄をもたらすわけですが、善悪にとらわれていると、それがわかりません。
 神社というのは、常時、神様が降臨されているとは限りません。必要な時に、あるいは、縁のある人が参ったりすると、時や状況に応じて降臨されるようです。
 今回、私は、瀬織津姫様からご縁をいただいたのかもしれません。



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