神社の神様2

 こんにちは白山大地です。
 よく雑誌などで、パワースポットと呼ばれる場所が紹介されることがあります。各地の神社もその一つに挙げられる場合も少なくありません。
 では、神社だからパワースポットなのか(神祭りを行った結果神様が降臨されてパワースポットになった)、もともとパワースポットだったところに神社が建てられたのか、つまり神社が先か、パワースポットが先か、どちらでしょうか? 
 私は、パワースポットが先だと考えています。人の都合で移設されたものは別として、古くからその場所にある神社は、そうだと思います。縄文時代はもちろん、古代の人たちにも能力者はたくさんいて、それが分かったのです。
 倭姫命(やまとひめのみこと)は、天照大神のご神体とされる八咫鏡を奉斎する場所を求めて、今日元伊勢と呼ばれる各地を巡っております。そしてたどり着いたのが今の伊勢神宮です。
 倭姫命は、より大きなパワースポットを求めて、探し歩かれたのではないかと思うのです。
 では、パワースポットとは、何か? それは、神界と現界を繋ぐポータル(出入口)なのだと思います。そこから神界の気が漏れ出している、それがパワースポットです。
 ですから、そこからどの神様がお出ましになるかは、神様のご都合です。私たち人が、そこに〇〇の神を祀ったからといって、その神様だけが出入りされるのではありません。
 参拝する人、その目的、その他もろもろの事情で、神様自身がお決めになるのだと思います。もちろん、身勝手な願いなら、眷属があしらうこともあるでしょう。無視もありえます。
 何しろ、神社は、お役所の窓口のようなものですから。

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