【漫画メモ】ふくれっつらのプリンセス（岩館真理子）

中編が2話収録されてます。途中までのあらすじと、ネタバレ有りかもな感想を。

ふくれっつらのプリンセス
大学生のはじめは、高校の頃から同級生の牛島と付き合っていたが、大学浪人していた牛島は受験勉強に専念するため、はじめとはしばらく会わないと宣言した。牛島の合格を待つはじめだったが、牛島は北海道の大学に進学することに。そして「もう待たなくていい」と言われ、事実上、振られてしまった。はじめは落ち込み、ラジオ番組「ミッドナイトスタジオ」の公開相談（？）に電話し、DJの俊之に愚痴をぶちまけるのだった。ラジオDJとリスナーという関係の俊之とはじめは、お互い顔も知らない間柄だが、はじめが中学生の頃から牛島との恋の悩みを「公開相談」していたのだった。
そんなある日、ディスコで俊と出会ったはじめ。バイトをやらないかと俊に誘われ、連れていかれた先はラジオ局。そして、俊がDJの俊之だと分かり…

何年も待たせた末に捨てた牛島が一番悪いと思うけど。俊之との出会いは漫画的な偶然ですね。

ガラスの花束にして
傷心のはじめは、妹・つぎ子にせがまれ、2人で神戸旅行に出かけた。旅行先で誤ってお酒を飲んでしまい、酔っぱらって財布や荷物を無くし、果ては腹痛で倒れてしまったはじめ。通りすがりの高校生・隆志が救急車を呼んでくれて、病院に運ばれた。隆志ははじめの財布に俊之の連絡先を書いた紙があるのを見つけ、そこに電話をかけて事情を説明すると、俊之が心配して東京から飛んできた。しかし搬送先の病院が産婦人科だったことで、あらぬ勘違いをしたまま東京へ戻った。一方、隆志ははじめに一目惚れした様子で…

「ふくれっつらのプリンセス」のその後の話です。隆志と俊之、どちらからも熱烈なアピールを受けるものの、どちらにも女の影がチラついてヤキモキするっていうね。たまたま神戸で知り合った隆志が、はじめ達が東京に戻る日に、就職のために上京することになっていたっていうのも漫画的偶然か（こちらは後々ちょっと事情が異なってきますが）