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【漫画メモ】「たま」という船に乗っていた さよなら人類編(原田高夕己)

原作:石川浩司

たまの石川さんがもう何年も前に書いた自伝(というかバンド伝)があるんですが、それをコミカライズしたものです。原作本は以前は石川さんの個人サイトになんと全文掲載されてまして、チラっと読んだことがあります(さすがに今は消えてる…)

本巻「さよなら人類編」では、メンバーとの出会い~初めてイカ天に出演して「らんちう」を演奏するまでが石川さん目線で語られています。情報量多めで読み応えあります。歌詞がめちゃ書かれてますが、JASRAC表記がないのが目新しい。漫画を読みつつ、YouTubeで該当曲の動画を見るのがナウい読み方でしょうか。

今のところトントン拍子にうまくいってる印象ですが、頂点を極めて大嵐の渦中にいるときよりも、上り詰める過程にいるときが一番楽しいんだろうなぁって、次の巻を読む前にそう思えてしまった。

「さよなら人類」でポッと出てきた奇妙なグループという印象でしたが、それまでの経緯を知ると全然見方が変わりますね。「さよなら人類」自体、ブレイクする数年前に既にできあがってた曲ってのも驚き。石川さんのコレクションの話も面白かった。

たま初心者の自分的には、メンバー4人の個性や性格的なものとか、「さよなら人類」でブレイクした時点で、既に石川さんと滝本さんは結婚してたのかとか、初めて知ることが多かったです。あと、石川さん多分めっちゃイイ人(笑)

作画の原田先生の絵柄がどことなく藤子A先生ぽいです。と思ったら、トキワ荘好きらしい。あと、ご存命ならさくらももこ先生辺りもスペシャルサンクスのとこに載ってたんだろうなあって思った。

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