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【読書メモ】猫のゆりかご(カート・ヴォネガット・ジュニア)

訳:伊藤典夫

300ページほどの小説で、全127章あります。ってことは1章が1~3ページほどです。1章のみ、あらすじと感想を書きます。この範囲内のネタバレ有りです。

「1 世界が終末をむかえた日」あらすじ
私の名はジョーナ。私が若かった頃、「世界が終末をむかえた日」という本を執筆するために資料を集めていた。広島に原爆が落とされた日、アメリカの重要人物が何をしていたかを、キリスト教の立場から記録した本になるはずだった。その頃私はキリスト教徒だったからだ。今はボコノン教に改宗している。ボコノン教はカリブ海の小島、サン・ロレンゾ共和国の宗教だ。ボコノン教では神の御心を行うチームを「カラース」、そのチームに組み入れる道具を「カンカン」と呼んでいる。私を今の「カラース」に入れた「カンカン」は、未完に終わった「世界が終末をむかえた日」だ。

一風変わった体裁、文体の本です。1章は2ページ分しかなく、展開がさっぱり読めません(2、3章も読みましたが、やっぱりよく分かりません)。タイトル「猫のゆりかご」から、「吾輩は猫である」みたいに猫目線で語った話かとも思いましたが、違いそうです。

ボコノン教はこの作品の架空の宗教のようですが、Wikiまであるのが凄い!この本、有名なんだろうか。。。

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