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【漫画メモ】帰って来たどらン猫2 上下(はるき悦巳)

上下巻とあります。上巻の途中までのあらすじと、上下巻のネタバレ有りの感想を書きます。

あらすじ
ジュニアの失踪を機に、コテツは旧友のノンキを思い出し、久々に西の酒蔵通りを尋ねてみることに。ノンキを探すうちに知ったのは、かつて"呑鬼"というとても美味しい酒があったこと、現在は呑鬼から派生した「右手」「左手」という2種類の酒が出回っていること、ただしそれらは混ぜ物がしてある粗悪品で、飲むと廃猫になってしまうということ。「右手」を作っているのは「元祖」という組織で、「左手」を作るのは「本家」。それぞれが客の取り合いをしており、本物の呑鬼に押してある手形を欲しがっていた。コテツはノンキを探す中で出会ったツバクロや左手酒造の社長と行動を共にし、ノンキを探すことに…

前作の「ニセニセのアンちゃん」じゃないけど、右手/左手に、元祖/本家と、どれがどう繋がってるのか混乱しますね。

右手-元祖-パッちゃん-将軍-ツバクロジロー(=ハンコ屋)
左手-本家-クマちゃん-社長-ツバクロゴロー

という感じです。覚えた?
「右手」を作っているのは「元祖」という組織で、代表者はパッちゃん。皆からは「将軍」と呼ばれている。仲間にツバクロジローがいる。

西の酒蔵通りっていうと、灘の酒蔵通りのことよね。これ、全部猫でやってるから可愛く読めるけど、人間なら洒落にならん話ですな。猫だから「にゃ」「はにゃ」というセリフも挟まれて可愛いのです。でもお金もない猫がどうやってお酒を売買するのかと思えば、物々交換システムが機能してるようです。なるほど。「激情型酒飲み」という言葉にパワーワード感あり。

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