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【漫画メモ】怪奇まんが道 奇想天外篇(あだちつよし)

前作の続きです。

第1話 御茶漬海苔の苦悶
80年代の連続幼女誘拐殺人事件を受けて、ホラー漫画の世界でも多大な影響があったようで…。お茶漬先生(で合ってる?)も「マンガ家辞めてください」って言われてたの、衝撃。最近は映画の監督もやったらしい。

第2話 諸星大二郎の孤高
諸星先生、イイ人そう。新人にしては作品が「完璧」で、盗作ではないかと疑われたの、どんだけ~。あの独特のタッチと内容は唯一無二だと思う。

第3話 外薗昌也の本音
「赤い妹」って読んだことないですけど、ご自身の体験らしい。ホラー体験はけっこうしてるそうで。最初はギャグマンガから入り、家庭も円満。でも色々な漫画を描くもしっくりこず、最後に辿り着いた「鬼畜島」が性に合ってたと。世間的には成功していたものの、自分の中では何かが違うってやつですね。贅沢な悩みかもしれませんが、それさえも解決しており、やっぱり凄い。

第4話 近藤ようこの戸惑い
近藤先生の作品はホラー漫画ではない気がしますが。近藤先生の名前は、高橋留美子先生の高校時代の同級生ってので知りました。本書でも高校時代からの高橋先生との関わりが語られてました。細々と作品を描き続けてきたそうですが、漫画家の畑中純先生からの推薦で連載を獲得し、そうして始めた作品「見晴らしガ丘にて」は糸井重里に新聞で書評され、大手出版社からも声が掛かるようになり~っていう、見てくれてる人は見てるんだなぁっていう話。

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