見出し画像

【読書メモ】少年王者 1~10(山川惣治)

昭和22年発行の子供向けの本です。イラストが大きく載っていて、昔の少年文庫という感じ?10巻に渡り、第一集…生い立ち篇、第二集…赤ゴリラ編、第三集…魔神ウーラ篇と分かれているようです。1巻の最初の方のみ、あらすじを書きます。

あらすじ
アフリカのコンゴ地方の奥深く、誰も近寄らないマウント・サタンに入った者がいた。現地人でポト族村の勇者・ザラだ。狩をしていたところに大岩石が降ってきて大怪我し、なんとかポトの村に戻ってきたところである。
ポト村には日本人の夫婦、牧村勇造と愛子の営む教会がある。牧村牧師はこの地で布教に勤めていた。愛子の背には赤ん坊の真吾が眠っていた。そこへ血まみれのザラが帰ってきた。手当を受けたがザラは死亡。息子のザンバロは牧村夫妻に引き取られた。
あるとき村に病気が流行った。熱帯性のものでガンの一種だ。しかしザンバロが射った大黒ワシの肉を食べると治ってしまった。牧村牧師が調べると、肉に付着した緑色の岩の粉があった。牧村牧師を後援するアメリカのR研究所に送ると、新発見の薬石と分かり「マキムリン」と名付けられた。そしてラジオで一斉に報じられた。それに目を付けたのが象牙商人の太田辰男だった…

アフリカが「暗黒大陸」と呼ばれていたり、「文明人」とか「けなげにも人跡まれなアフリカの奥地へ~」とかいう表現があり、アフリカについて詳しいことは何も分からず、漠然としたイメージで書いてる感あります。さすがにアフリカでもこんなんいないだろという恐竜みたいな大怪物が出てきたりと、もは大魔境です。

タイトルの「少年王者」は、この牧村夫妻の子供の真吾です。ザンバロではなかったのか…

マキムリンって響きがなんか可愛くていいね。キジマリンっての、思い出したよ?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?