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【読書メモ】惑星ゾルの王女(ニール・R・ジョーンズ)

訳:野田昌弘、カバー/口絵/挿絵:藤子不二雄

ジェイムスン教授シリーズ<3>です。第三部までありますが、第一部「悲恋!惑星ゾルの王女の巻」の第一章のみあらすじを書きます。この範囲内でのネタバレ有りです。

あらすじ
1200年もの探検の旅を終え、惑星ゾルに戻ってきたジェイムスン教授は、ゾルの王女・ゾラに旅の報告をしていた。ひとしきりの報告を終えた後、ゾラから「教授自身の話も聞かせてほしい」とせがまれた。教授は、自身の死後、遺体をロケットに乗せて飛ばしてもらい、ずっと地球の軌道を周回していたこと、4000万年後、ゾル人の手により機械人として蘇ったときの気持ちなど話した。
ゾラは悩んでいた。周囲の惑星の者に機械人への転換方法を公開したところ、ミュム星人が悪用し、必要以上に機械人を増やして宇宙を支配しようとしたのだ。惑星ゾルにも襲撃してきたことがあり、今は防御を固めつつ、ミュム人を偵察しているところだと言う。そして、まもなくべクストの宇宙船が帰って来るとのこと。彼は肉体を持ったゾル人の指揮官で、ゾラの恋人だ。ミュム人の基地を破壊して警告を与えてきた。
ジェイムスン教授はゾル人が恋人を持つことに驚いたが、教授も過去の恋人マラとの悲恋を語るのだった。

ジェイムスン教授は、キャプテン・フューチャーの「脳だけの学者」サイモン・ライト博士のような感じかと想像します。藤子F先生の挿絵を見るに、ゾラも普通の人間の外見ではなさそうです。

タイトルに「悲恋」とありますから、ゾラとベクストの恋は成就しないんでしょうな。そして、今作はゾル人vsミュム人の戦いになるんでしょうか。乞うご期待!(違)

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