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【読書メモ】夜の翼(ロバート・シルヴァーバーグ)

第一部の1章のみ、あらすじと感想を書きます。あらすじは1章の最後まで書いてるので、ネタバレ注意です。

第一部「夜の翼」1章のあらすじ
主人公は「監視」のギルドに属している老齢の監視人だ。日に4回、他の星から地球へ侵略する者がいないか監視している。彼はアヴルエラという17歳の「翔人」の少女と、ゴーモンという「変型人間」の男と共に旅をし、ロウムに住もうとしていた。ロウムは以前、人類の首都だった街で、今も大都市だ。主人公はロウムでも監視人の職に就くことを希望していたが、ゴーモン曰く、監視人はロウムに既にたくさんいる上、ロウム皇帝は冷酷非情なので難しいのではないか、とのことだった。
今、主人公は探索に行ったゴーモンの帰りを待っていた。その間、アヴルエラが空を飛びたいと言い、重量を軽くするため衣類を脱いで裸になった。呪文を唱えると、蝶の羽のような翼で体が持ち上がった。アヴルエラの翼は「夜の翼」なので昼間は飛べない。今はまだ夜になりきっておらず、飛ぶのに苦労したが、ついに意思の力で飛び立った。監視人は結婚しないし子供も持たないが、主人公は彼女を娘同然に思っていた。アグプトで彼女と出会って1年、一緒に旅をしてきた。主人公は彼女を愛していた。
主人公が監視の仕事を始めようとしたとき、ゴーモンが戻ってきた。彼はここがロウムであることを確信したようだ。自在袋にロウム帝国の遺物を入れて持ち帰ってきた。彼は過去の歴史に興味があり、研究したいと思っているようだ。ゴーモンとは9日間一緒に旅をしてきた。ゴーモンは他の星から地球への侵略者がいるなど信じていない様子だった。
主人公は監視業務に戻った。侵略者の姿を探したが、この日は見つからなかった。
アヴルエラが戻ってきた。ロウムを見に行ってきたらしい。すぐにでもロウムへ行きたがったが、今夜はひとまず休もうということで落ち着いた。

まだ主人公の名前さえ出てきません。1章だけでは話の全体像はとても掴みきれず、ファンタジーな作風だな、ぐらいしか分かりませんでした。タイトルの回収だけはできたっぽい。

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