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【読書メモ】戦車隊よもやま物語(寺本弘)

イラスト:山内一生

他のよもやまシリーズと比べ、わりと真面目に書かれてる印象です。少しだけメモ書き。

辻参謀(辻政信)のエピソード。戦後、戦犯追及から逃亡し、ホーチミンに会うため一人でラオスへ行き、行方不明になった人…テレビでやってたの見たことあるな。威圧的な態度で現れて、戦車隊への加入を命じたそうです。最初は皆出渋ったが、不利な戦況を聞いて支援することにした。それを辻参謀の著書では「シンガポール作戦では出渋る戦車を督励云々」と書いてたそうで、都合良く美談にされてるなっていう。

戦利品として敵の糧量を入手し、それを「チャーチル給与」と呼んだ。ネーミングがいい。

敵性語は使うなというムードが高まっていた。ドライバーは「柄付螺回し」といったふうに…ってかこれ「えつきらまわし」と読むのか。「ねじ回し」とは違うのかな?
でも同じ時期、アメリカでは日本語の習得熱が上がっていたそうな…。

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