見出し画像

【読書メモ】創世記機械(ジェイムズ・P・ホーガン)

訳 山高昭

全26章あるうちの、第1章のみあらすじを書きます。この範囲内のネタバレ有りです。

あらすじ
ブラッドリー・クリフォード博士は、車で高等通信研究所(ACRE)に向かっていた。本日開かれる会合に出席するためだ。普段は自宅で仕事し、ACREには週に2日ほど通っている。検問所で通行証を提示し、数学・コンピューター利用部門(マス・コンプス)の応用研究部内の自室に入った。
マス・コンプス財務管理次長補佐のウィルバー・トンプスンから電話がかかってきた。彼は怒っていた。クリフォードの班は、重要資材の調達において既に予算超過していたところへ、更に装置を請求してきたので却下したが、実はエドワーズの特別許可が出ていたのだ。しかしクリフォードはそれを言わなかった。なので却下したわけだが、そのことでトンプスンが周りから叱責を受けていた。何故許可があると言わなかったのか?と詰め寄るトンプスンを無視し、クリフォードはスクリーンを眺め、記号パターンに含まれる法則性を探ることに集中していた。
クリフォードはK理論の研究に熱中していた。ドイツの理論物理学者・カール・メーサンガーが90年代初頭に見つけたものだが、クリフォードはこれを更に発展させるなどして、この分野に貢献してきた。しかし政治経済の悪化や資金の枯渇により研究は頓挫。軍事・防衛が優先される世の中になると、優秀な頭脳を持つクリフォードは徴兵されるかのようにACREに連れてこられた。人工衛星搭載のミサイル迎撃用レーザーの制御方法を改善するのが彼の仕事だった。ただ、ACREには一流のコンピュータや設備が揃っている。ここにいてもクリフォードはK理論に思いを馳せることはできた。・・・5分後に会合が始まることを告げるアラームが鳴った。

K理論の説明は難しすぎて理解できませんでした。「90年代初頭に見つけた」とありますが、この本の初版が出たのが1981年なので、近未来を舞台にした架空の理論のようです。

K理論を発展させてどーのこーのして作ったものが創世記機械になるんでしょうか?←安直


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?