【漫画メモ】どらン猫小鉄(はるき悦巳)
1984年出版。どらン猫と書いて「どらんこ」と読みます。じゃりン子チエの番外編ではないのですが、番外編です。(意味:「じゃりン子チエ番外篇 どらン猫小鉄奮戦記」というのが別途出てますが、それではないです)
1冊で完結するストーリー漫画です。途中までのあらすじと、ネタバレ有りの感想を書きます。
あらすじ
小鉄がまだ"小鉄"と呼ばれる前の話。フラっと九州へ行った小鉄は、そこが"三途の猫町"と呼ばれる恐ろしい場所だと知る。なんでも、大阪から流れてきたヤクザ猫と地元九州のヤクザ猫が縄張り争いで対立してるらしい。それまでは"猫町銀座"と呼ばれるほどのユートピアだったのに…
このヤクザ2組を互いに潰し合わせ、平和な街を取り戻そうと考えた小鉄は、公平な状態で戦えるよう、九州側に人質として捉えられていた大阪側の組長の息子を救出しようとするのだった…
猫しか出てこないニャンニャン漫画。って書くと別の漫画みたいですけど、猫版ヤクザの抗争モノです。小鉄の過去の話で、"必殺タマつぶし"ができるまでを描いてます。
小鉄は「主人公が最初からレベル100」状態で、何故か強い。そういうキャラだったのね~。九州猫だからって、最後まで語尾に「どってん」「ばってん」付けてるのが律儀。人情モノですが、最終的に両組のヤクザ猫はほぼ全滅という意外とシビアな内容です。
作中にちょっと歌詞が出てくる「道頓堀行進曲」はこんな曲です。海原千里・万里は、若き日の上沼恵美子とその姉。
ちゃんとしたあらすじは、双葉社の公式サイトに載ってて親切!デザインが一昔前の個人サイト風なのもいいよ!
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