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【漫画メモ】白いサテンのリボン(岩館真理子)

短編が4話収録されてます。途中までのあらすじと、ネタバレありかもな感想です。

白いサテンのリボン

両親が離婚し、姉・藤子は父親に、妹・波子は母親に引き取られていた。藤子は毎年誕生日に父方祖母からもらうプレゼントを楽しみにしていた。離れて暮らす波子には祖母からのプレゼントはなかった。藤子が最も欲しがっていたのは、祖母が大切にしていた白いドレスだ。それは波子も欲しがっていた。あの白いドレスは自分の方が似合うのに…と…

オチの解釈がちょっとややこしいです。何が真実なのか?イジメをやったのは藤子?波子?波子も間接的に祖母を〇〇してるよね?

アイリスの小鉢

小説家兼ライターの父と、漫画家の母と暮らすカナ。両親は昼夜逆転した生活を送っており、食生活も乱れていた。また、2人ともフリーランスで、各地を転々とした生活を送っていた。そんなカナは、サングラスをかけた体の大きな男に付きまとわれており…

鴨鳩子はさすがに架空の漫画家でした。男の正体、各地を転々と暮らす理由、カナのことなど、すべてが意外な結末です。

天使の耳朶

避難グッズや人形を持って学校に登校している桜羽マナ。人形はマナがファンの女優・椎葉メグミからもらった大切なものだ。しかし生徒指導の先生に見つかり、人形も含めて取り上げられてしまった。3カ月経ったら返す、と。この日は家に父が帰ってきていた。マナの父親は暴力を振るうため、父が家に帰ってきたときには家に近づかないようにしている。マナは海沿いの街のある一軒の家に向かった…

こういう場合の先生は若いイケメンでなければ成立しない話…か?先生と生徒が兄弟だったり、先生の本当の目的が〇〇疑惑とか、いやいやこれ全部妄想オチか?と思わせられたり。

花咲く森の乙女

彗と葵はおかまバーで働く同僚だが、たまたま同じマンションに住んで、内心お互い気になっていた。2人とも接客ではなく雑用で、れっきとした男と女だ。2人とも経歴が「訳あり」で、暗い人生を送っている者同士。家族が亡くなったり、異性運がなかったり…。彗の妹も自殺していて…

珍しくハッピーエンドです。妹がまさかの…

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