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【漫画メモ】わたしの人形は良い人形(山岸凉子)
タイトルにもなってる中編の話と、短編2話が収録されてます。少しあらすじと感想を。
わたしの人形は良い人形
6歳の野本初子とその妹の姿子、姉妹の家の隣に住む竹内千恵子の3人が遊んでいたところ、千恵子の投げたボールを取りに行った初子がジープと接触し、頭をぶつけて死んでしまう。千恵子のボールが原因でもあるので、千恵子の母親は竹内家に代々伝わる市松人形を初子の棺に一緒に入れるようにと渡した。しかしその後、千恵子も事故で亡くなってしまう。
中学生になった姿子は、祖母の葬式の後、祖母の部屋を片付けていると、あの市松人形が出てきた…。また、姿子の家が火事で全焼し、両親が死んでしまうのだった。
時がたち、姿子は結婚し、娘の陽子が生まれる。全焼した家の跡に家を建てて住んでいたが、そこにもあの人形があり、怪奇現象が…
死者に供える副葬品だった人形を、棺に入れず大事にとっておいたことが元で禍が起こる…全く無関係の倉敷さんが気の毒だけど、最後の一コマがゾッとする。ミナミ君がイケメン。
黄泉比良坂
恨みを残して死んだ女がこの世を漂い、目も見えず、耳も聞こえない中、自分と同じように恨みを抱く人間に出会うと…
リアルな幽霊視点の話。
星の素白き花束の…
イラストレーターで30歳近い聡子は、父が不倫相手との間に儲けた異母妹の夏夜を引き取ることにした。クォーターで美人の夏夜だが、聡子に対して無愛想で、良好な関係は築けなかった。料理を作っても食べない、買い物を頼むとツケでたくさん買い込む、インスタントやレトルトものばかり好んで食べる、など。そんな中、聡子の仕事相手の深町が夏夜を気に入って…
聡子は「驢馬の皮」のイラストを描いており、その装丁をしていたのが深町です。夏代のこと、なんだこの子と思って読み進めてましたが、闇が深かったです。
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