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【漫画メモ】無敵のつばさ(望月三起也)

「痛快戦記コミックス」「名戦闘機シリーズ」と銘打ってあります。戦闘機に関わる人達の人間模様を描いた短編です。最後の2編、「死線」と「大砂神」は架空の超兵器を描いた中編です。

以下、途中までのあらすじと一言簡単など。感想はネタバレ有りです。

呑竜

プーさんと呼ばれている炊事兵は山本一十六長官にそっくり。今度、本物の山本長官を呑竜で前線基地まで送り届けることになったが、本物の長官の他に、山本長官の「おとり」としてプーさんも乗せることになり…

五十六の誤字ではないです。裏の裏をかいた作戦です。

衛星兵の少年"ヨーチン"は、戦闘機、特に隼に興味を持ち、負傷した兵隊から空中戦のコツなど聞くのが好きだった。勉強がダメで、少年飛行兵になれなかったという彼は…

飛燕

日本初の液冷戦闘機である飛燕。戦闘性能は良いのだが、背後に死角ができ、後ろから襲われたときに見えないという欠点があった。慈悲深い次郎と、陰険な一郎。彼らは兄弟だが、養子の一郎は実子の次郎と父親の遺産を巡り…

ゼロ戦

地下爆弾工場をやっつけておきたいと主張する近藤少尉だったが、上層部はこの作戦に乗り気ではなかった。作戦決行の許可は出たものの、自分の隊やゼロ戦は使わせてもらえず、営倉入りの兵から特別隊を編成し、オンボロの九六艦攻で攻めることになり…

紫電改

南海の孤島には日本兵捕虜の収容所があった。捕虜たちが脱獄を試みる中、船田一飛曹だけは敵国の兵隊と仲良くし、英語を話せ、西洋将棋を打つのだった。ある日、不時着した紫電改がこの島に持ち込まれ…

死線

南太平洋の小島には、「悪魔のきば」と呼ばれるアメリカの秘密要塞があった。そこには恐ろしい武器が隠されているらしい。日本兵らはスパイを送り、その実態を探ろうとしていた。そこで呼ばれたのが英という少年。イギリス特殊部隊ビッグ・7との攻防が始まる…

大砂神

パレスチナを巡り、ユダヤ民族とアラブ民族が争っていた。ユダヤ側の赤犬隊長は頼もしくもあるが冷酷な面もあり、あるドイツ人の男に対しては個人的な恨みを持っている様子だった。日本人二世のジミー滝も加わり、南の国境の守備にあたることになったが、敵側の秘密兵器「大砂神」も立ちはだかり…

大砂神が圧倒的に恐ろしいものとして描かれてます。マンション5階位の高さはありそうな超巨大兵器です。

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