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数字の取れる台本とシチュボってどんなの? 素人でも数千再生を狙う方法

個人的にシチュエーションボイスの情報を発信しまくっていて、研究用のDiscordサーバーとかも立ちあげているわけですが…

情報ってなかなか伝わりにくいもので、必要な人にとどかなかったりします。

まぁ、ヤンデレやASMRは伸びやすい…という情報や、実例なんかは割と見つけやすかったりするのですが、台本を書く方、読む方も悩むケースが多いようなので…

実際に数百単位の読み上げ実績と、万再生動画の台本書いているライターが数字の取り方とか発信してみようかなぁと。

人気ジャンルと客層を知ろう

台本&シチュボで再生数をとりたい場合は、人気のジャンルと客層を知ることが重要だったりします。

人気ジャンル=検索する人が多く、無名の人でも検索に乗って輝くチャンスが多い

からですね。

ヤンデレやASMRなんかはわかりやすい人気ジャンルで、ASMRの場合は海外需要も見込めたりします。

ただし、人気ジャンルの物を使えば数字が取れる!…というわけでもなく、客層とのミスマッチを起こせば伸びずに終わります。

これは検索に乗っても、読者・視聴者の心に響かなければ数字に結びかないから。
台本であれば読み上げてくれる人の人数、動画であれば再生数に直結します。

台本やシチュボを作る側になると、クオリティが重要だと思いがちなんですが…

たとえば、YouTubeで動画検索する人って、クオリティよりも「タイトルに好きなキーワードが入っているか」「好きなシチュエーションか」「見た目が好みか」「再生して声が好みか」を優先するんですよね…

聞かないとクオリティはチェックできないので、それ以前に検索する人に刺さるタイトルなどに出来ているか、ニーズを捉えたタイトルが作りやすい台本になっているかの方がよほど大切です。

数百~数千再生当たり前に取れるようになったら、万単位の再生を狙うためにクオリティに気を配るとか…

アマチュア声優や同人声優、ネット声優、プロの声優の演技が無料でチェックできる時代なので、まず、需要をつかんで目立てるか? から入った方が宣伝にもなりますし、モチベーションにも繋がりやすいです。

素人でもYouTubeで数千再生取れるの?

数百~1000再生クラスなら割と何とかなります

数千再生はそこから努力が必要なケースが多くて、声の使い方とか収録環境とかも影響します。

アマチュア声優の方とか、クリエイター志望とか、すでに下地がある人や勉強熱心な人はあっさりと数千再生突破するケースもありますね。

あと、初回で伸びる人はまれで、今ヤンデレで伸びている人も数百再生レベルから出発していることが多いです。

初回で伸びることが珍しいのは、シチュボが好きな登録者が少ない場所から出発するケースが多いから。

たとえば、ヤンデレシチュボなら、ヤンデレが好きな登録者が増えてからが本番です。

理由は、「最後まで聞いてくれる・繰り返し再生してくれる」人の割合が増え、検索やSNSの拡散で優位に立てるから。

YouTubeの場合は視聴維持率が高く、動画の総再生時間が長いほど検索で上位に表示されやすく、おすすめ動画としても優遇して貰えます。

関連動画としてのピックアップ率も上がるので、継続できる人は強くなります。

熱烈なファンが多ければSNSなどでも拡散されやすいので以下略。

台本書きの目線で言えば、人気ジャンルの台本を複数作って数字を持った台本がでる状況を作りやすくする→拡散力と数字の確保が両立できるサイクルに持っていく…までいければ強いですね。

本当に素人でも数字とれるの?

本当に素人でも数字を取れるのかという実例をどーん。

シチュボ台本の作成自体がほぼない状態+演技経験なし+マイクの音質もそれほど良くないという状況で収録した台本読み上げ用のサンプル動画になます。

2019/10/27公開で再生数が1500回を超えています

ほぼ同じコンセプトで作った動画が2020/06/05公開で現在1000再生ほど。

お前はフリーライターだろ! っと突っ込まれたらアレですが、単純に

・ヒット動画の分析(ジャンル、タイトル、サムネイル、タグなど)

・媒体に応じた拡散手法の分析

・各種データを取り入れた改善

やってるだけです。

このあたりは技術でできる範囲で、特別な才能とか必要ありません。

数字取りやすいヤンデレテーマに、サムネイルは赤文字と黒背景で不安や危険を感じさせるようにして、2本目の紹介動画は血の演出を入れただけ。

タイトルやサムネイルはわかりやすさ優先で、その他の情報がそぎ落としてます。

台本に関しては、初めて書いたものはTwitterでも拡散されやすいように2分尺を意識し、2本目はYouTubeで再生数を稼ぎやすいように3分ほどと尺を長めにしています。

Twitterの台本配布はテキストをスクショして画像として貼り付けると拡散されやすい、語尾も含めた改変を可能とすると読まれるハードルが下がる、

#Twitterのアカウント名 +台本+番号

を記載すれば投稿可など手軽に使えることを優先した上で、利用規約などをnoteにまとめています。

台本は利用のハードルを下げて拡散しやすくする→多くの人が読み上げることでヒットに繋がりやすくなる…というのは覚えてていいかなぁと。

一応、#しらたまの台本1 だけで、YouTubeの読み上げ動画が60本以上、Twitter上で投稿された動画も含めると100本以上あります。

V界隈でシチュボやりたいけど台本書けない人の需要に刺さった形ですね。

同じ台本を使って、登録者2桁で1000再生を超えた男性Vなんかも居たりするので…

需要と供給の観点から数字を見るのって結構大事ですし、そこから広げることで更にチャンスは広がったりします。

台本もV界隈以外の方に読んでいただいたり、嬉しい誤算もありました。

同じ台本でヒットを出している人も参考に

私の場合は台本の読み上げ動画を再生リストにまとめていたりするのですが、同じ台本を使っていても再生数が多い人がいれば、少ない人もいます。

これはタイトル、サムネイル、登録者数などに違いがあり、演技のレベルなども違うから。

実際にヒット動画を出している人のノウハウを知ることも大切なので、私の台本の読み上げから万単位の再生を記録した人を紹介していきます。

まずは  #しらたまの台本1  の使用例から

最上さくやさん。

もともとMIXや声音ができる音系のスペシャリストで、ASMRに特化したチャンネルを作って、初投稿のシチュエーションボイス動画で2.1万再生突破

貪欲にノウハウを吸収して動画に生かしているので、検索に強く、しかもクオリティが高いのが魅力。

桜月花音さん。

ASMRと3Dモデルを利用した距離感の演出をプラスしているのが魅力で、再生数は2.7万回を超えています。

真似をするハードルは高いものの、自分の長所を生かしたスタイルで新規層ハートも掴んだ再生数になります。

四葉うさのさん。

登校時の登録者数が数百名だったような…

現在の登録者数1450名、初のヤンデレシチュボ動画の再生数が8280回

ヤンデレきっかけで伸びたVの一人で、万再生の動画を複数本持ってます。

企画でドSな女王様の罵倒台本をプレゼントしたことがあるのですが、そちらも1.4万再生と、シチュボで数字を出せる方になっています。

数字が取れる台本と人の心に響くものは違う場合も

数字やノウハウの話しをしてきましたけど、数字が取れる台本と人の心に響く台本が違ったりもするので……

何を優先するか? は意識して損がないかなぁと。

ファン向けのコンテンツでピンポイントな需要に答えて高い満足度を得ることと、広い層に受け入れられて数字取れるかは別なことが多いので。

私の台本だと、月が綺麗ですねというワードから生まれた台本は、一部から熱烈な支持を浮けている一方で、再生数はとりにくいという特徴があります。

文学が好きな人とか、ロマンチストな人には響くのですが、一般受けはしない例ですね。

なんでも数字中心にしてしまって、物を作ること自体がストレスになると活動自体が楽しくなくなります。

演技の幅や交流関係を広げるためには色々チャレンジした方が良い場合もありますし、その中で楽しくて伸びられる活動方法が見つかる場合もあります。

試行錯誤しながら成長していくのが人間なので、とにかく効率よく伸びてお金を稼ぎたい! などの欲求がなければ息抜きのコンテンツや、作りたいコンテンツを優先するのも方法かなぁと。

人が成長するのためは時間と経験が必要なので、長期視点で見るのも大切ですよーということで。

おまけ:台本書きの試行錯誤

こういうまとめ記事だと目立たないわけですが…

私の場合も台本書きながら試行錯誤して今があったりします。

私の場合は界隈見ていて、

・ヤンデレシチュボで数字をとってる人が多い→ヤンデレシチュボで伸びられる人多いのでは?

・でも台本書ける人が少ない→台本フリー配布すれば良いのでは?

・タイトルやサムネイル作るのが大変→最低限の労力で作れる実例を作ればよいのでは?

・ASMRじゃないと伸びない?→ASMR以外で伸びてる人を参考にすればシチュボの作成コスト下げられるのでは?

・ヤンデレ以外にも伸びてる人がいる→法則性を割り出して検索優位に立つ方法を発信すれば実用的では?

みたいな感じで、需要を想定した上でその解決策となる台本を作るという行動をしています。

台本複数作ってますけど、当然、伸びなかった台本も、余り読んでもらえなかった台本もあるわけで…今現在も試行錯誤してます。

V界隈も含めての話ですが、市場は常に変化していて、いつかヤンデレが通じない時代が来るかもしれないですし、もっと数字が稼げるジャンルが見つかるかもしれない。

先のことはわからないので、色々やって経験積んで、いざという時に備えるのが基本かなーと。

単純に、創作に飽きないため…という面もありますけどね。

最近は「台本をプレゼント企画を通して、リクエストをくれた人の声や特性に合わせた台本を作る」ことをやっています。

実際に動画になったものがこちらです。

シマナガエナさんから台本が欲しいというお話を受けたので、声の透明感があって演技力も高い、バイノーラルマイクが使用できるという条件にプラスして、数字も取りたいというお話しがあったので、囁きを多用できる監禁ヤンデレASMR台本にしました。

台本は動画の概要欄から確認可能で、相談の上、エナさんの動画URLを概要欄に記載すればYouTubeへの投稿可という形にしています。

お手本レベルの演技だったので私のクレジットは不要かなぁという結論に。

とにかく、エナちゃんの演技を見て欲しいです。凄いので。

早速台本を読み上げてくれる別な女性Vが現れてくれるなど、魅力引き出すことには成功したと思っています。

まだ初動なので数字はこれからですね。

仕事の依頼除くとASMR前提で書き下ろした台本は珍しいので、興味がある方はチェックしていただけると。

今後も試行錯誤で得た面白データや、ユニークなV、凄いVの情報などあれば記事にしていきますね。

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