思考と言葉と肉体とケムリ
頭の中に
浮かんだ思考に
湧き上がるイメージに
言葉を与えていく
ぼんやりとしたものが明確になっていく
言葉を与えていく
肉体を与えていく
解像度がどんどん高まっていく
日本人として日本語を操ってきたから日本人としての肉体を与えていく
肉体を与えているのが僕なので
その肉体には語彙という限界が定められているのかもしれない
肉体を得ていく
肉体に詰められるだけ思考を詰めて
言語化出来なかった思考はその肉体の上でモヤモヤと煙を巻く
肉体から滲み出るケムリ
このケムリたちにも肉体を与えたい
いや、敢えて与えなくても良いのか
モヤモヤしたものをもやもやしたまま
誰に伝えるわけでもなく
誰に共感してもらいたいわけでもなく
ただ
どうにもならないことを、
どうにかしようとして、
とりとめもない考えをたどりながら、
研修会の資料を作り上げるためにPCを眺めていたのである。
眺めすぎて疲れた。
ちょっと運動するか。
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