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【太陽光発電】太陽光発電と長期優良住宅の話【東京都】

見積もりを取っている中でどこの営業の人も適当過ぎて信頼関係を失いそうになった話を今日は1つ。
長期優良住宅の場合は増築やリフォームをする際には自治体に対して工事前後に手続きをしないといけないのだけど、これのために太陽光発電の業者、タマホーム、自治体、建築士(第3者)に連絡をひたすら取り合った話。


長期優良住宅について(簡単に)

我が家はタマホームで新築を建てたんだけど、タマホームの場合は基本的には長期優良住宅の指定を通るように建築をしているよう。
ざっくりだけど、長期優良住宅って何かっていうと、『長い期間良い状態で住めるように建てられた性能の高い住宅』みたいな感じで、
 ①耐震等級
 ②省エネ性能
 ③断熱性
 ④劣化耐性
 ⑤維持管理耐性
この5つのような国の求める基準をクリアしているかどうか的なところがポイントになっていると。
(※細かいことはもっとうまい人がまとめているし調べて!)

これを満たしている家を建てると、
 ①各種(例えば住宅ローン減税とか固定資産税)減税が受けられる。
 ②地震保険の割引が受けられる。
ようなメリットがある。

ただデメリットも当然あって、
 ①建築費用が上がる
 ②申請費用掛かる
 ③維持保全(メンテナンス)に関する記録の作成が必要(今日のネタ)
とかが挙げられる。

個人的には長期優良住宅で良かったと思うけど、コストと見合わないとか賛否があるみたいなのは置いておこう。

維持保全(メンテナンス)について(簡単に)

住んだ後も長期優良住宅の認定を受け続けるためには維持保全計画に沿った定期点検やメンテナンスが必要になる。
維持保全が必要な期間は30年以上で、点検時期の間隔は10年以内って定められていたはず。
これを守らないと長期優良住宅の認定取り消しや優遇を受けていた税金の返還を求められるようなことがあるっていうのがマイナスポイント。

まだ新築して1年経っていないから大規模なメンテナンスとかがないから語れることは特になし…。


これが今日のネタにどう繋がっていくかって言うと、
我が家の場合は問い合わせの際に長期優良住宅であることを伝えていたし、提出図面にも長期優良住宅認定申請って書いてあったんだけど、訪問してくえた3社は長期優良住宅の認定を維持するために必要なことが何かっていうのを教えてくれなかった。腹が立つのが後からそのことを知って確認したらその内容については分かっていながらスルーしてたってこと。

その話をした後に業者からは、、、
「申請しなくても自治体には分からないから気にしないで良いですよ」
「そこ気にするのだったら工事止めた方が良いかもしれないですよ」
「関与しないので勝手にやってください」

なんてことを平気で言ってきたってこと。

こっそり隠れて工事して後から何か言われるとヤバイと思って、もうこれは自分で何とかしなきゃって気持ちになる。
そしてここから①太陽光発電業者、②タマホーム、③長期優良住宅認定をした業者、④自治体、⑤第3者の建築士などへの問い合わせが始まる…。

各所への問い合わせはどうだったか

1か所ずつまとめようかと思ったけど、膨大になりそうだったから簡潔にまとめる方針に変更。(ごめん。)

自治体の建築課

言われたことは大体こんな感じ。
①太陽パネルを載せたことを想定して構造計算をし直した際にも問題ないか確認が必要なこと。
②その辺りを含めて長期優良住宅の認定をした業者に確認をしてほしいこと。
③工事前と工事後に申請書を提出する必要があること。

長期優良住宅の認定をした業者

認定番号かなんかを伝えて今後の工事のこととから内容について聞きたいんだけどって聞いたところ、
①個人ではなくハウスメーカーからの問い合わせじゃないと対応できない。
って言われて速攻で電話を切ったのを覚えている。

ハウスメーカー

タマホームの営業担当マンへの連絡と設計担当の建築士の人へ連絡。
営業マンからは、
太陽光パネルを後付けしたいって聞いたことある。設計に確認することもあったけど何もしないでそのままで大丈夫だって言ってることが多い。太陽光のことは詳しくないから設計に連絡してほしい。
って感じで、その他世間話したり家のことを伝えたりで終了。大事なことは聞けなかったけどこの営業マンは初回相談の段階から我儘や注文を聞いてくれて気持ち良い人だったこともあって特に感じることはなし。

その後設計に連絡をすると、新築後に重要書類だって言われた構造計算書を見ながら話を進めてくれる。
その中の屋根の耐荷重のところを見ると太陽光パネルを含めた形で計算をしてくれていることが発覚!
打ち合わせの段階では太陽光パネルのことなんて1文字も出てこなかったのに、まさか入れてくれているとは思わず嬉しくなったのを覚えている。

っということでハウスメーカーに確認することで太陽光パネルを載せた上で構造計算をし直さないといけないことはなくなり安心。

その後

そのことを自治体の建築課に伝えると
「それならば大丈夫ですね~。申請書だけ出してくれればOKです~。」
みたいな感じになる。

ただちょっと色々と怖かったから第3者の建築士にも大丈夫かどうかを聞いたりしながら、特段問題なしってことが分かり落ち着いた感じ。

まとめ

長期優良住宅に太陽光パネルを載せようと思った時には、きれいにいくのであれば自治体への確認や申請が必要になる。
ただそれを太陽光発電の業者は知っているはずなのに何も言わなかったり、どうせ分からないから大丈夫と強引に進めてこようとする。
だからこそ自分で調べたり問い合わせをしたりしながら本当に大丈夫だと思える何かを見つけないといけない。

今回の我が家のように太陽光パネルを含んで計算をしてくれていれば大きな問題にはならないと思うけど、そうでない場合はこっそり隠れてやるか、高い費用を払って建築士に構造計算をし直してもらうとかの対応が必要。
よくあるようなグルニエ(天井高1.4m以下)の天井を高くして部屋に作り替えるみたいなことは、家の中のことで他者からは見えないしこっそりやっても良いと別に思うけど、、、何かあった時に近隣に影響しそうなことはしっかりとやっておきたいなって感じ。

我が家はタマホームの建築士がたまたま太陽光パネルを含んで計算をしてくれていたのか、それとも長期優良住宅の場合には含んで計算をしないといけないような規則があるのかは分からないけど、今後太陽光発電システムの導入を考えている人は注文住宅の打ち合わせの段階からボードに乗せておかないといけないってことかな。

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