SANABI1周目感想と備忘録
またとんでもない作品に出会ってしまった…
※操作キャラ(おじさん、准将、ブリキ缶、お父さん)については父親と呼称します。
アクションゲームとしての感想
正直に告白すると楽しい7:ストレス:3ぐらい。
ワイヤーアクションは振り子運動で上手く駆け抜ければ楽しい。RTA走者とか凄そう。
ストレス要素は接触禁止地帯に触れてそのままハメ殺しにされるとか、終盤の消える床で落ちまくったりとか。理不尽な要素でストレスが溜まるのでストーリーがなかったらもう一度遊ぶのを若干ためらうレベル。
ストーリーの感想
伏線回収諸々こちらの想像の遥か上を行くSFストーリーだった。兎にも角にも遊んでほしい。
中盤から徐々にこの父親なんかおかしいな?という疑問が生じ、他のロボットに同期ができるというゲームシステムとストーリーがあまりにも噛み合いすぎて横転。
認知フィルターやハーモニカなど、もう一周して理解を深める必要が大いにある。もう一周すれば「あ~~~これも伏線だったのか~~~ッッ!!」と膝を何度も叩いて割りそう。
マリちゃん
本当によく頑張ったね…つらかったね…
イラストで作戦会議をしたり一生懸命明るく振る舞おうとするも、父親の態度は非常にそっけない。幼少期に接してくれた父親として振る舞ってもらえない。それはマリちゃん本人も分かっていながら行動をともにしていたと思うけど、あまりにも辛すぎる。
少佐との戦闘後の回想後に彼女が犯した罪について語られるのだけど、悪意なき善意で結果的に父親を亡くした挙げ句更にそれが極悪企業によって戦闘マシーンにされてしまうという情け容赦ない精神攻撃。序盤に娘が爆殺されて復讐にかられる描写でMOTHER3を連想してしまったのだが、MOTHER3だった…。
回想の時点でもう泣きそうになって、今眼前にいる父親の人格のコピーロボットを父親とは認めたくないマリちゃんにハーモニカを吹いて約束を果たすシーン、からの「…私の隊長」でもうダメだった。
オマージュ作品?
ネタバレになるので詳しい内容は伏。
●MOTHER3
クラウスに起きた一連の出来事。
●ジェイコブス・ラダー
終盤で階段を登るか降りるかのシーンでエンディングが変化する。この映画もタイトル通り階段がキーになってる。
●マトリックス
今まで生きていた世界が実は仮想空間だったという話。肉体に武術をインストールする描写もあったな…。
そういえば車か何かに乗って雲をつきぬけるシーンがあった。そこでヒロインが口にした言葉も美しいという言葉だったはず。
●ケムリクサ
けものフレンズのたつき監督のアニメ。観てない人は観てほしい。
●月に囚われた男
●チャッピー
●ブレードランナー(アンドロイドは電気羊の夢を見るか?)
辺りかな?
総括
奈須きのこ絶賛という字面を読んでうっかりネタバレに抵触するとこだったが、ゲームシステムとストーリーの噛み合い方ももちろんストーリーの魅せ方があまりにも上手すぎる作品でございました。
もう一周してストーリーを読み直す必要があるのだけど、先日完走したISATも読み直す必要があるのでなるべく忘れないうちに早めにやります…。
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